茨木工科高等学校・定時制にようこそ

~ フラワーショップが2軒ある通りをまっすぐに ~

定時制の過程は、なかなか内容が分かりにくいと指摘されることが多いようです。本校を知っていただくには、見学していただくのが一番かと思います。生徒の様子は、午後6時以降に来校していただくとご覧になれます。

 

徒歩で本校に来られる場合、JR茨木駅の西口を出てすぐ右側の階段を降り、そのまま道なりに東海道線沿いに進んでいくのが一番分かりやすいと思います。歩道橋を渡ると煉瓦で舗装された「春日商店街」です。さまざまな商店が連なっていますが、何より目立つのが店先の花の絶えることがないことです。300メートルほどの通りに花屋さんが2軒あるのですが、それより花が目立つ店もあります。商店街を抜けてもそのまま直進すれば、春日神社の鳥居に至ります。古い石灯篭が知られています。この鳥居の前を右方向に進み保育園、外からは分かりにくいですが定時制の自動車工場が見えたら、本校到着です。通用門が左手にありますので、案内板に従い、正門・事務室方向にお進みください。

以下、しばらく本校や定時制高校の活動の様子を記述してみようと思います。

 

定時制通信制春季サッカー大会・決勝

6月1日(日)には、午後2時半から春日丘高校グランドで第24回大阪高体定時制通信制春季サッカー大会・決勝戦が行われました。この日同時に行われた準決勝を勝ち上がった大阪市立中央高校と長尾谷高校の対戦でした。本校は残念ながら部員不足で出場していません。炎天下の白熱した展開の末、試合終了間際、「(延長戦はないので)PK戦の準備をしましょうか」という相談が本部席で始まってすぐ、中央高校が見事なゴールを決め、勝者となりました。試合は20分ハーフで行われ、出場選手の性別・年齢は問いません。この日も女子選手が一名、はつらつとしたプレーを見せてくれました。こんな所にも、定時制・通信制の特徴が示されています。

試合後、選手たちに技術面・精神面の鍛錬は無論のこと、サッカーにしか使われない「ファンタジスタ」という言葉をふまえ、グランドの中に自分たちのファンタジー、独自の世界を構想し描くところまで行って欲しいと伝えました。自分のチームが不利な状況になると当然のようにファウルを行うようなサッカーは、我われの目指すものではないという決意とともに、8月に静岡県清水市で開かれる全国大会に出場する両校は、大阪定通サッカーの姿を正しく示してくれるはずです。

 

原付・自動二輪安全運転講習会

 翌2日(月)には、「茨木ドライビングスクール(以下IDS)」の施設をお借りして午後6時から、原付・自動二輪安全運転講習会を実施しました。参加生徒は10名、車種も様々です。当日、IDSは休業日なのにもかかわらず、後藤様、榎様並びに3名の指導員の方々が、休日を返上して指導にあたってくださいました。この取り組みは7年目になるようですが、お礼の気持ち・ことばではとても感謝しつくせないくらい、破格の厚意をいただいています。生徒たちは煌々とした夜間照明の中、一人の転倒もけがもなく、様々な課題をこなしました。見ていると技術的には、必要十分なものをすでに備えていると感じましたが、その上に交通ルールの知識と、それを守るという意識が必要です。ウインカーの出し方ひとつ、指導員の方々のお手本が生徒に伝わり、徐々に余裕を持った運転ぶりになって来たのが印象的でした。

交通安全、生徒の命を守るためになればという、このような温かいお気持ちに包まれているのも本校の特徴の一つといえるかもしれません。ちなみに、この講習が始まって以来、本校ではバイクの死亡事故はないということです。

 

雨の日の体育祭

6日(金)には、午後6時から体育大会を開催しました。晴天であればグランドを使用する計画でしたが、あいにくの雨模様で体育館での実施となりました。これは小規模校の利点です。7種目を実施し、体育館内に歓声が響き渡りました。徒競争ではやはり、体育館の狭さが残念に思われました。この中で活躍が目立った生徒たちのうち、4名が8日(日)の第55回大阪定通陸上競技大会に参加し、優秀な成績を収め全国大会への出場を決めました。内容は、「頑張っています―部活動・学習」のページに掲載しています。