今日の１限目は理系クラスの理数数学特論ｂⅢという長い名前の授業を見学に行きました。内容は微分に関する２次対策の問題演習で、前半は前の時間に解いた神戸大学の入試問題の解説で、先生がご自身で解きながら説明してくださいました。それにしてもこの問題、正解にたどり着くまでの道のりが非常に長い...。説明が終わってから先生が正解したかどうか尋ねておられましたが、さすが理系クラス。何人かの手が上がっていました。後半はまた問題演習で、数学Ⅲが必要な人は大阪府立大学の、数学Ⅲが必要でない人は神戸大学の入試問題に取り組んでいました。ちなみにどっちも私にはまったく訳の分からない問題でした。（笑）
４限目は１年生の言語文化の授業を見学に行きました。今日勉強していたのは漢文で「雑説」。千里馬になれる馬がいてもその素質を見抜ける人間がいないから千里馬に育たないというお話です。きっと世の中には育ててくれる人に恵まれなくて才能を開花させることができない人が結構いるのでしょうね。生野生がそうならないたえにも、我々の責任は重大です。授業の方はとても楽しそうな雰囲気の中でしっかり集中して学習できていました。漢文や古文は教えたくなる事柄が多いのですが、今日は「反語」と「能」に的を絞った授業が展開されていましたので非常に分かりやすかったです。
５限目は３年生の文系現代文の授業を見学に行きました。内容は共通テスト対策の問題演習で、脳死と心臓死について書かれた評論文が素材になっていました。私も先生に本を貸していただいて問題を解いてみたのですが、本文の最後に書かれていた「命は永えるより使い切る」という表現に心打たれました。私もまったくその通りだと思います。授業の方は先生が黒板に書かれた本文の論の展開、とても簡潔に分かりやすくまとめられていて感心しました。これを見ただけで何が書かれているかわかるくらいよくできていました。３年生の皆さん、共通テスト対策頑張ってくださいね。
明日は土曜日ですが午前中は授業、午後から学校見学会を行います。何年かぶりにコロナ前の形式に戻りますし少し天気が心配ですが、何とか無事に終えたいですね。