GLHS合同国内研修2日目その3

9時に東京電力廃炉資料館に到着しました。まず最初に会議室で身分証明書を提出してから、シアターに移動して東日本大震災と福島第一原発で起きた事故についての動画を視聴しました。

視聴後に会議室でご本人が実際に当たられた復旧作業の様子を説明してくださいました。続いて原発が建設される前から現在までの福島第一原発の状況を説明した動画を視聴しました。次に資料を用いて1~4号機の状況や汚染水の処理についてご説明いただいた後、トリチウムに関する動画を視聴しました。

説明後にバスに乗り、福島第一原発を見学に行きました。残念ながら撮影禁止どころか筆記用具とメモ用紙以外持込禁止だったので画像はありませんが、非常に厳しいセキュリティで守られていること、思っていたよりもはるかに安全に配慮されていること、30~40年かかる廃炉に向けて世界の最新の技術が使われていること、未曽有の事故に対してさらに新たな技術が開発されることなど、多くのことを知ることができました。そして何よりも心に残ったのが、爆発した1~4号機の後ろに広がる海の美しさと、未だに帰宅を許されず荒廃している家屋の佇まいでした。まあ、私があれこれ語るより、自分の目で見た生徒たちに話を聞いていただくのが一番だと思います。