1年「産業社会と人間」の授業が始まりました

 月曜日の6限と木曜日の5限は、1年生は「産業社会と人間」、2年生は「総合的な探究の時間」です。今日はその初回の授業が行われました。

 総合学科では1年次で「総合的な学習の時間」ではなく「産業社会と人間」という科目を履修します。また、本校では2年次で週2時間、3年次で週1時間「未来探究」の名称で探究的な学習を通じて自らの進路を切り拓く力をつける授業を行っています。

 「産業社会と人間」と「未来探究」の授業は、1年の最初から3年の最後まで螺旋を描きながら勢いよく伸びていく1本の蔓(つる)のように1つに繋がっています。だから最初が肝心です。今日は3組担任の紀先生からガイダンスがあり、それをmeetで全クラスにライブ配信し、みんなで視聴しました。

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 「『なりたい自分』はどのように社会と接しているか、想像してみましょう」

 紀先生が仰いました。続いて、未来の社会をリードする人になるために、さまざまな社会課題を学び、それら一つ一つの課題について真に理解するためには、多様な価値観と広い見識が必要だと話されました。

 「そして、社会課題にアプローチし、風を起こせる人になりましょう」

と話されました。そのためには、インターネット等で調べてまとめることよりも、実際に社会に出てさまざまな人の声を聴き、行動をよく観て、課題に直面している当事者の思いを理解する事が重要であり、そうして得られた自分の考えを他者に伝わるような言葉としてまとめ、わかりやすく表現する力をつけることが重要だと仰いました。

 昨年度の1年生へのアンケートで「あなたは、探究学習に取り組んで良かったですか」の質問に94%の人が「Yes」と答えています。これからどんな授業になっていくかは、生徒の皆さんの取組み方次第、いろいろな方法でたくさん学んで欲しいと願っています。とても楽しみです。

 続いて、6組担任の西脇先生が全クラスに映し出されました。ピッツァとピザの違いについて話されました。正しくは、ピッツァは石窯で焼き一人で1枚食べるもの、ピザは鉄製のオーブンで焼き皆で切り分けて食べるものだそうです。知りませんでした。

 「みんなでピザを焼こう!」

 何の話かと思うと、5月2日(木)に実施する遠足の案内でした。西脇先生の熱いテンションに乗ってどの教室も拍手喝采。楽しみですね(^^)/

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 廊下側の開けられた窓から、頬に感じる風がすーっと通り抜けていきました。実に爽やかな心地良い風です。あの空の向こうのどの辺りからやって来たのだろう、などと考えながらしばらく風に当たっていました。

 なぜ「風を起こそう」と言ったのか。それはその風を感じて欲しいの一言に尽きます。なぜならそれは、その風は最高に心地良い風に違いないと思うからです。