立夏のころ~できることを精一杯に(^^)/

 5月5日(日)立夏のころを迎えました。今日も一日いい天気です。ハナズオウの葉を透き通る光が綺麗です。ガクアジサイももうすぐ咲きそうです。

 今日は、2024年度第1回全統共通テスト模試に、たくさんの3年生が受検しています。文系は「地歴・公民」2科目、理系は「理科」が2科目で、今年度から新たに実施される「情報Ⅰ」までのすべてを受検すると、文系も理系も朝8時25分から夜20時10分までかかります。試験時間だけでもなんと9時間50分、国語は大問が1問増えたこともあり最長の90分です。いかに最後まで集中力を切らさないだけの強靱な気力と体力が必要かが覗えます。

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 今、文系はリーディング、理系は数学に取り組んでいるところでしょう。まずは、相手を知ることです。今回の模試の目的は、相手(共通テスト)を知り、8か月後の本番で8割以上を得点するまでの現在の自分を知ることです。

 今回の模試の得点率がどうであったかは自分を知るうえで必要ですが、それ以外は問題ではありません。例えば、国語で8か月後に80%以上正解するには、どれほどのペースで勉強すれば間に合うか、その距離を掴んでおき、今回間違った問題について、何をどのように考えれば正解するかを理解し、本番までに解けるようになるためにどんな勉強をすればよいかを認識できればお見事です。また、そもそも90分の集中力が持たなかった人は、本番で最後まで集中できる勉強の仕方をこれからすれば、十分間に合います。サッカーで言えば、フル出場して後半の最後までピッチを走り回るだけの体力をつけるのと同じでしょう。

 大切なのは、何をどのように頑張ればよいかを明確にすること、そしてできることを精一杯にし続けるチカラをつけることです。

 この2つができていれば必ず伸びます。受験生の皆さん、自信をもって大いに頑張ってください。

 生徒に言うばかりではと、今日は自宅に籠もって学校経営推進費第二次選考に向けてのプレゼンづくりに励んでいます。本校に共生推進教室が設置されて5年めになり、今年度はじめて3学年が揃いました。昨年度もオープンクッキー店やボッチャ体験会、文化祭でのゲームやクイズ大会、七夕飾りやステンドグラス教室の運営など、ソレイユの生徒たちと総合学科の生徒たちが一緒になって活動する機会を作り、インクルーシブを進めてきました。

 しかし、もっと日頃から一緒に昼ご飯を食べたり、放課後一緒に遊んだり、ともに過ごし自然と仲間づくりの輪が広がっていく、そんな皆の居場所となり活動の拠点となる部屋が、残念ながら本校にはありません。仕方なく教室を半分に仕切った部屋を学校生活の拠点にしています。

 そこで、大阪府から予算をいただいて、半分に仕切られた壁を取り除いて1教室をまるまる絨毯張りにし、ソレイユの生徒と総合学科の生徒が一緒に昼ご飯を食べたり、いろいろな活動をしたりできるようにしたいと考え、今年度の学校経営推進費事業に応募しました。少人数で分かれて授業をする時などのために可動式の仕切りボードも設置し多機能性も考えています。また、生徒相談室も訪れる生徒がリラックスできるスペースに内装を一新しようと考え、併せて計画書に盛り込みました。

 先月末に書類による一次選考を通過したとの連絡がありましたが問題はこれからです。5月15日(水)に行われる二次選考で総合的に判断され配当校が決定するのですが、おそらく今年度もかなりの倍率になる様子です。そう簡単に取れるものではありません。私自身、管理職になってこれまで1勝3敗。5分間のプレゼンでどれだけ明確に伝えられるか、なかなか難しいですね。

 おっと、こんなことを書いているうちに夕方の4時になってしまいました。ダメですね。生徒も先生もできることを精一杯に取り組んで、「今高最高!」と言えるように頑張りましょう(^^)/