3年人権学習「境界線のワーク」

 5/9(木)の午後、3年生は5限に大学等予約奨学金の説明会を行いました。続いて6限は各教室で人権学習「境界線のワーク」を行いました。

 次のような場合は、「問題なし(Yes)」か「問題あり(No)」のどちらでしょう。

(1)自分が貸した漫画をAさんが勝手に他の子に貸した。

(2)クラスメイトが撮っていたTikTokに写りこんでしまった。

(3)テスト前に勉強していたらLINEで「ノート全部見せて」ときた。

(4)Bさんと遊ぶ約束をして待ち合わせをしていたら、私の知らないCさんを連れてきた。

 それぞれ、自分で考えて、一斉に「Yes」か「No」のカードを見せ合います。そして、なぜそう考えたかを伝えあい、皆で「Yes」か「No」かを考えます。

 大切なのは、「自分は何とも思わないことが人にとっては嫌なことかもしれない」という視点です。本校の図書館にも置いてもらっていますが、ブレィディみかこさんの「他者の靴を履く」(文藝春秋)という本には、「エンパシー(empathy)...他者の感情や経験などを理解する能力」の重要性が分かりやすく記されています。

 一人ひとり、顔も違いように考え方も違います。それでいい、そのほうがいい、という多様性の尊さを知ることが、今も社会のあちらこちらで求められていると感じています。3年生の皆さん、10年後の今頃はどこで何をされているのでしょう。いつまでも今日の学びを覚えていてほしいと思います。