処暑のころを迎えました。まだまだ暑い日が続いていますが、今日から2学期、朝から体育館で始業式を行いました。
校歌斉唱の後、私から話をしました。内容は大きく2つ。
1つは、1学期終業式の続きで、探究活動の営みはさまざまな学識や経験値を結びつける行為をするところに重要な意義があるが、なかなか結びつかない場合はどうするかについて。
例えば数学で国語を使う、あるいは国語で数学を使う、それができるようになれば、学力がくいっと伸びる。ぜひその感覚を経験してほしい。ところが全くそんな感覚にはならない。その場合は、数学も国語も一つ一つの学問を深く学ぶこと。すると、線と線の交わりから面と面の交わりになり、交わりは点から線になり得る。結果、数学で学んだことを国語で使うことができるようになる、というわけです。私は、特に芸術の時間でこの感覚になることが多くありました。
2つめは、皆はどんな未来社会に生きたいか、という話。
ここにいる皆は、頑張る力であったり、優しい心であったり、次代のリーダーに十分なり得る資質を持っている。そのうえ、今宮高校は単なるリーダーではなく、共生社会をつくるリーダーになる環境がある。つまり、自分だけでなく皆が幸せに生きることを思って行動できる人になり、争いのない未来社会を諦めずにつくる人になってほしいことを伝えました。
次に夏休み中に活躍した部活動の表彰を行いました。はじめに第63回大阪府吹奏楽コンクール中地区大会で銀賞を受賞した吹奏楽部です。ティンパニーを入れない16人の小編成での銀賞はお見事です。
次に第75回大阪府高等学校美術工芸展・絵画の部で優秀賞の2年浦本瑞希さん、優良賞の2年三谷琴梨さんです。たくさんの出品の中から選出されるのは至難の業です。さすが今高美術部、お見事です。
次に大阪高等学校体育連盟主催卓球専門部令和6年度インターハイ協賛大会シングルスの女子Ⅰ部で見事3位に入った卓球部3年の梶本萌恵さんです。今年、同好会から昇格したばかりの部活動で頑張り続けた姿はとても立派です。
最後は、ミスダンスドリルチーム・インターナショナル・ジャパン主催全国高等学校ダンスドリル選手権大会2024全国大会(7/28東京体育館)でノベルティ部門第1位&特別賞(Special Award)に輝いたダンス部です。妥協を許さない練習の積み重ねが他の追随を許さない結果となりました。さすが今高ダンス部です。皆さんおめでとうございます。
続いて、教務主任の八重原先生から授業や日々の課題提出など当たり前のことを当たり前にする、追認考査を受ける人はきちんと受けて単位をしっかり取る、高校生としての「約束」を果たして信頼できる人になろうという話がありました。
最後に、生徒自治会主担の内藤先生から、5年前に今宮高校に転勤してきて、はじめに思ったのは、「今宮高校すごいなぁ」だった。なぜなら、外部から車がやって来たら、遠くからでもダッシュで正門まで走ってきて、「どうぞ」と門扉を開ける、そんな光景をしょっちゅう見た。そんな生徒がたくさんいることに感心したということです。ところが最近はあまり見なくなったと仰いました。だから、しなさいということではないが、「今高すごいなぁ」と言われるような学校になればいいですね、という話でした。生徒たちはよく聴いていました。
2学期が始まりました。どんな学期になるか楽しみです(^^)/