12日(木)4限にB 群の3年「英語コミュニケーションⅢ」の授業を見学しました。担当は田所先生です。これから Lesson7の精読です。「Tips for Reading~〈問題を先読みする〉、単語の意味や必要なことはすべて前の時間にしましたね。」と先生。
その前に、思考力を育成するAIを使ったWritingのワークをしました。先生の描いたイラストが配られました。公衆電話BOXの中でクマさんが楽しそうに電話でお喋りしています。ところがすぐ外には電話があくのを待っている人でしょうか。腕時計を見てはイライラしているようです。大きなバッグが側に置かれているので旅人かもしれません。
このイラストを見て、どんな場面か説明する英文を書きます。そして、互いに見せ合って同じ表現があるか、どんな異なる表現をしているかを確認します。
先生が黒板に同じような場面のイラストを投影しました。文章を入力すると、その場面をイラストにするAIだそうです。凄い時代になりましたね。ということは、例えば、AIが描いたイラストを見て、自分で英文を書き、再びその英文を同じAIに読み込ませてイラストを描かせて、誰が一番元のイラストに近いか(すなわち、最も元のイラストを描かせた英文に近いか)を競うような、ちょっとした面白い「遊び」もできそうです。英語の学び方も広がりそうですね。
さて、Lesson7のReadingです。8分の時間が与えられ、生徒たちは熱心に読み込んでいました。
For most of us, language is like the air we breathe. Like air, language is invisible and all around us. We need it to live, yet we take it for granted.
「ほとんどの人にとって言語は呼吸する空気のようだ。まるで空気のように目に見えず私たちを取り囲んでいる。生きるためには言語が必要で、それを当然のことと思っている。」(正確な和訳は英語の先生に訊いてください(^^)/)
「〈take ~ for granted〉で〈~を当然のことと思う〉でしたね。」と先生が仰いました。
このあと、文章はどのように続いていくのでしょう。最後まで読む前に、この後の展開を考えて、この評論で最も伝えたいことは何かを予想し、その英文を書いて互いに見せ合うのも楽しいかもしれません。4技能を高める学びや、思考力を鍛えるワークもあり、とてもテンポの良いキビキビとした授業でした。有難うございました。