シリーズ授業②~2,3年「生活造形」「工芸実習」

 毎週金曜日の3,4限は2,3年の2時間連続の選択授業で、全部で22の講座に展開しています。その中には、2,3年が一緒に学ぶことができる授業もいくつかあります。その中から今回は「生活造形」と「工芸実習」を見学しました。

 「生活造形」は長年開講してきた本校芸術科オリジナルの学校設定科目です。担当は木村歩先生と瀨島先生、今年度は6名の生徒が工芸室で学んでいます。ソレイユの生徒もとても熱心に取り組み、素敵な作品を制作しています。

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 この日は、陶器の写真立ての図案作り、ソレイユの生徒はマグカップづくりに取り組んでいました。

 授業のテーマは、「記憶に残る写真たて~写真に収めた思い出をより鮮明な記憶として残すための写真たてを制作する」です。また、目標は「テーマ設定を活かした独自の発想」です。ポイントは、いろいろな媒体で発想を広げること、行き詰まったら関連する資料を探してインプットすること、そして、デザイン案はより細部まで考えることだと、先生が教えられています。

 自分が飾りたい写真を思い浮かべ、それにマッチするフレームのテーマを決めます。「海遊館」「水族館「星屑と感情」「大人の味」それぞれどんなフレームになるか楽しみです。

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 過去の生徒の作品を見たり、スマホで調べたり、デザインや色合いを考え、下絵を描きます。そして、さまざまな色合いの釉薬から最も似合いそうな釉薬を見つけます。焼物は作業がいっぱいあって、釉薬の掛け方や焼き加減で1つ1つ異なる仕上がりになるので奥が深いですね。

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 ソレイユの生徒たちは粘土をこねながら丁寧にマグカップを作っていました。こちらもなかなかの腕前です。どんな焼物ができるか楽しみですね。

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 4限は美術室の「工芸実習」を見学しました。担当は大学でも教鞭をとられている伊達先生です。また伊藤先生にも入っていただいています。

 この時間は、ステンドグラスの制作で、こちらもデザインを考えていました。どんなデザインにするか、ゼロから考えるのは楽しそうですが、なかなか難しいようにも思います。なかなか思い浮かばないと、苦労している生徒もいました。

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 自分の好きなものをデザインしたり、ステンドグラスの例を本で調べたり、ソレイユの生徒も一緒にそれぞれ熱心に取り組んでいます。

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 ガラス切りと専用のペンチで考えたデザインどおりに切っていきます。曲線など細かいラインはグラインダーも使いますが、デザインによっては張り合わせるのが難しい場合もあり、先生に教えてもらいながらデザインを修正する人もいました。

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 なかなか難しいですね。でも、完成した作品はとても美しい素敵なものになることでしょう。どんな作品ができるかとても楽しみです。頑張ってください。有難うございました。