毎週水曜日の3,4限には、3年選択授業で本校独自の学校設定科目「もうひとつの現代社会」があります。今高祭で、「今宮高校のより良い授業をめざして」のテーマで先生方とのLIVE討論会を行うなど、生徒主体の特筆すべき学びが展開されています。
昨日18日は、通天閣株式会社のご厚意により、通天閣フィールドワークを行うことができました。いつものご厚意に心より感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございます。
事前学習として、おもに、次の2点について取り組みました。
(1)"浪速区シンボル" 通天閣の歴史を調べ、インタビューで聞きたいことをまとめる。
(2)外国人観光客の入場者数の推移を予想し、コロナ禍や円安の影響等について考える。
明治39年(1906年)に創立した本校にとって、その6年後の明治45年(1912年)に誕生した通天閣は、ともにこの地に育てられ、百年以上の歴史を刻んできた「兄弟」のような間柄のように思います。通天閣も本校も、どんな景色を見てきたのでしょう。
浪速区公式ホームページによると、通天閣の沿革は次のように記載されています。
「明治45年(1912年)パリのエッフェル塔をモデルに建設され、全国的にもその名が知られている大阪のシンボル通天閣は、「天に通ずる塔」という意味で、現在の通天閣は2代目です。
初代通天閣は、産業振興の目的で開かれた内国勧業博覧会の会場跡地を利用してルナパークと共に造られました。通天閣とルナパークはロープウェーで結ばれ一大娯楽場としてデビューし、市民の憩いの場として親しまれました。
昭和18年に解体されましたが、地元の人々の努力により昭和31年(1956年)に再建され、再び大阪のシンボルとしてよみがえり、今も市民から愛され、親しまれています。
現在の通天閣は高さ103mで、91mの展望台から晴れの日には淡路島や和歌山まで見渡せます。」
https://www.city.osaka.lg.jp/naniwa/page/0000000985.html
昨日11時、担当の西口先生の引率で通天閣に着くと、代表取締役の西上会長が案内してくださり、また、通天閣の歴史や経営について貴重なお話を聴かせてもらいました。
そして、特別野外展望台「天望パラダイス&跳ね出し展望台TIP THE TSUTENKAKU」や「TOWER SLIDER」や「Dive&Walk」の人気のアトラクションも体験させていただきました。
今回のフィールドワークを通じて、生徒たちは、今後の授業等で次の3つに取り組みたいと意欲満々です。
(1)浪速区の地域課題に取り組む~今高生ならではの行動力で、浪速区と連携して魅力あるまちづくりを提案する。
(2)お土産の商品開発~今高生ならではの発想力で、魅力的な通天閣お土産のアイデアを構想する。
(3)アトラクションの魅力発信~今高生ならではの表現力で、通天閣の魅力、アトラクションの魅力を発信する。
来年度は浪速区制百周年、今高生ならではの行動力、発想力、表現力で、この地でともに歩んできた通天閣の魅力を発信し、また、浪速区と連携した魅力あるまちづくりをぜひ先頭に立って進めてほしいと願っています。西上会長、通天閣株式会社の皆さま、有難うございました。