昼休み、多目的ホールでヘグム奏者の李美香さんによるランチタイムコンサートが行われました。
ヘグムは朝鮮半島に古くから伝わる二弦の擦弦楽器(さつげんがっき)で、絹糸でできた二弦の間に、馬の尾毛でできた弓を挟んで弾きます。日本の全ての擦弦楽器の源と言えるそうです。
演奏曲は「故郷の春」「紅蓮華(「毀滅の刃」主題歌)」「愛の賛歌」「アリラン 아리랑」の4曲です。ヘグムの響きは、どう表現したら良いのでしょう。悠然と遠くからやってきた大陸の風のような、透明感があって、どことなく切なくもあり、繊細で、優しくて、なんだか心を持っていかれてしまいました。
決して弦は棹に接することはなく、指で弦を押さえ、そのわずかな強さの違いで正確な音程を奏でられていました。とても難しそうです。
素晴らしいコンサートでした。生徒たちも聴き入っていました。有難うございました。