2/1(土)2/2(日)の2日間、阿倍野市民学習センターギャラリーで開催されている「第3回Cブロック美術・工芸展」行ってきました。参加校は、阿倍野、工芸、港、住吉、夕陽丘、大手前、教育センター附属、西野田工科、桃谷(通)、西成と今宮の11校です。
本校からは、13名の生徒の作品が展示されていました。どれもがとても上手で凄いなぁと感心しました。立体造形の表題は、「こころのかたち」と「あのこ」。抽象的なカタチは一瞬にして思いついたのか、試行錯誤しながら作りあげたのか、そして、どんな思いが込められているのか、作者の生徒に訊いてみたいと思いました。
油彩画は「校内風景」が7点と大きな30号サイズの絵画が3点展示されていました。「校内風景」は私にも場所が分かり、とても良かったです。日常の何気ない風景が、こうして素敵な絵画になることで、新たないのちが宿るんだなぁと思いました。とても鋭い観察力で,いろいろな色を使って細やかに描写されているのは流石だなぁと感心しました。
大学生の時に油彩画が描きたくなって手に入れたイーゼルは、結局1回も使うことなく、屋根裏の物置の奥の方に置いたままです。こんなに上手に描くことはできませんが、いつか自分もチャレンジしてみたいと思いました。1か月とか2か月とか、ただひたすらに絵を描くのに没頭する、そんな時間を過ごしてみたいという気持ちがあるからでしょう。日常の何気ない風景をずっと見ていると、そのうちにいろんな色やカタチが見えてきそうで、何やらとても面白そうです。そんなことに夢中になれたらいいなと思います。生徒たちの「校内風景」はそう感じさせてくれました。
30号サイズの「夢の狭間で」と「yellow my heart」はともに2年生の作品。作者はどんな夢を見たのでしょう。また、絵の中の少女はどんな気持ちでこちらを見ているのでしょう。ファンタジックな世界に惹かれていきます。
「優しい眼差し」は3年生の作品。大きな雄のライオンがじっとこちらを見ています。自分の家族を見守るようなその表情が表題のとおりで、凄い画力だなぁと感心しました。顔の皮膚や鬣の1本1本がとても細やかにいろいろな色を使って描かれていました。
聞けば、作者は昨秋行われた名のある画家の展覧会に一緒に出展したことがあるとか。また1人、凄い才能を持った生徒が卒業していきます。一度、ゆっくり話を聞かせてほしいと思いました。
今日もまた生徒たちのおかげでとてもいい時間を持つことができました。美術工芸の作品を見るっていいですね。有難うございました。