3年生が裁判傍聴に行ってきました(7/3)

 今週は定期考査が終わってから行事が盛りだくさんでした。昨日は宝塚大学の学長が来られました。看護学部の特長(①救急救命や小児患者のサポート等に強い ②学生に寄り添う担任制による3%の低い退学率 ③95%の国家試験合格率と大病院等の優れた就職)や特待生制度についてお聞きし、看護師を希望する生徒に伝えてほしいとのことでした。キャンパスは梅田にあり、看護師をめざしている生徒に紹介してもいいなと思いました。

 午後からは、昭和中学校で行われた高校進学説明会に教頭先生に行ってもらいました。私は府庁本館で自立支援コース設置校&共生推進教室設置校&高等支援学校の校長が集まり、学習会や情報交換を行いました。

 さて、一昨日の午後から、今年も3年生が裁判傍聴フィールドワークに出かけました。その報告書を実施者の西口先生からいただきましたので紹介します。生徒の感想が示す通り、とても有意義ないい経験になりました。

☆★☆報告書より☆★☆

 選択授業「政治経済」と「もうひとつの現代社会」選択者の希望者対象による裁判傍聴に42名の生徒が参加しました。淀屋橋駅下車後、日本銀行大阪支店や中央公会堂(写真)の辺りを紹介・散策し、裁判所に行ってきました。裁判傍聴は班ごとに分かれ行いました。裁判員裁判を見学できた班もありました。帰りには大阪市役所前に寝転んでいるミャクミャクと記念撮影している生徒もいました。                               

★☆★生徒の感想(抜粋)★☆★

・裁判官が法廷に入ってきたらすぐに始まると思っていたが、検察官と弁護士とどんな内容でどこまで進めるかなどを打ち合せていて、ドラマで観て想像していたものよりも緊張感がなく、落ち着いていて全然違っていた。

・検察官、裁判官、弁護士という職業を改めて尊敬できた。法廷の中は緊張感にあふれていて、重たい空気だった。傍聴していた人も含め、全ての人が真剣に考えているものなんだと思った。

・傍聴をしている人だと思ったら、証人として裁判に参加する人だったことがあって驚きました。また、罪状に関する具体的な数字や経緯を説明されることで、一概に被告人が悪いとは決めつけられないことに気づきました。それも含めて、弁護士や検察官といった、裁判に携わる人はとても難しい仕事を日々しているんだなと、改めて畏敬の念が増しました。

・弁護士になりたくて今回のフィールドワークに参加したけれど、検察官の方が面白そうに見えた。

・傍聴席の一列目に座ることがあったのですが、思っていたよりも弁護士や被告人と近く、裁判は私が生きてる世界とかけ離れているように今まで感じていましたが、すごく身近に感じることができて不思議な感覚でした。この場で被告人のこれからの人生が決まると考えたら、すごく裁判というものの重みを実感して、人を裁く立場にある裁判官の方の凄さを感じました。