この3連休は、各地でいろいろな運動部の公式戦等が行われています。また、昨日(9/13)は、本校で「全統マーク模試」が行われ、3年生165人が受検しました。部活も勉強も、1年生も2年生も3年生も、自分の目標に向かって、今、しっかりと向き合い、全力で取り組んでいます。
夏休みが終わり、大学を受験する3年生は、今、正念場を迎えているところでしょう。本格的に受験勉強を始めて半年以上が過ぎ、気分的な疲れも溜まっている人もいるのではないでしょうか。マラソンでいえば、25㎞を過ぎた頃でしょうか。ここからの10㎞、受験勉強でいうと、今日からの100日、すなわち、クリスマスの頃までがとても重要です。これまで走り続けてきたのですから、当然全身疲れは溜まってきています。それでも、焦ることなく、自分を信じて、冷静に、ペースを落とさず、この100日を乗り切れば、第一志望の大学が見えてくることでしょう。
受験勉強をマラソンに例えることが必ずしも適切ではないかもしれませんが、25㎞から35㎞まで踏ん張って先頭集団で走り続けることができれば、35㎞からゴールまでの7.195㎞は、皆がしんどい中で走っているので、1位でゴールするチャンスが見えるかもしれません。
たとえ疲れていても、ペースを落とすことなく、あわよくば、ラストスパートのエネルギーを溜めつつ、クリスマスまで走り続けたい。できるか否かのポイントは、決して目標を下げることなく、何が何でも第一志望に合格する、という強い意志を持つこと。そのために、必要な点数を上回る得点を共通テストで必ず取れるように、擬態的で力強い学習計画を立てること。そして、立てた計画通りに進むことです。
以上のことを実行するには、相当な体力が必要です。したがって、栄養と十分な睡眠が必要不可欠です。毎日、しっかり食べて、よく眠ってください。
昨日は、野球部が和泉高校に敗れ、今日はサッカー部が今宮工科高校に0-1で惜敗したニュースが入ってきました。また、バドミントン部も大阪市大会で1年生も多く出場したと連絡が入りました。他にも多くの部活動が公式大会などで頑張っているところです。結果はともかく、よく頑張っていることに頭が下がります。
また、昨日は、自彊会総会・懇親会も行われました。集まった卒業生の年齢差は最大で60歳ほどもあったでしょうか。世代を超えて同じ校歌を声高らかに歌う中にいながら、とても感慨深く思いました。PTA会長、副会長にもご参加いただきました。自彊会もPTAもいつも生徒の活動を応援してくださり、有難うございます。
さて、今日は、11日(木)4限に見学した3年次学校設定科目「映画で英語」の紹介です。教室は芸術棟の北側にある2階建ての旧自彊会館2階LL教室、担当は金尾先生です。
毎週木曜日3,4限の2時間連続で、2週間に1本ずつのペースで1本の映画を観ながら英語を学んでいます。
この日は、有名なミュージカルが映画化されたLes Miserables(レ・ミゼラブル)。原作はフランスの作家ユゴーの「ああ無情」。1本のパンを盗んだことで19年間もの監獄生活を送ることになったジャンバルジャンの生涯を描く作品です。
先生は、単に映画を観るのではなく、作品の時代背景について教えられ、生徒達は登場人物に託された言葉の一つ一つが持つ意味について考えながら観ているように感じました。
「映画で英語」の学びの魅力は、生きた英語の台詞と、それにつけた日本語訳の凄さを知ることができることです。
Tell me quickly what's the story. →「話せ 何事だ」
Save your breath, save your tears. →「泣き落としは通用せん」
このような場面でこのような英語の言い方をするんだという感心と、この英語にこんな日本語訳をよくつけられたものだという感心が、同時にやってくるという感覚になりました。
台詞をリアルタイムで聴き取ることができ、同時に字幕の日本語を見ることができれば、とても密度の高い学びになると感じました。私にはまだまだできそうにありませんが、生徒達は熱心に見入っていました。有難うございました。