おはようございます。秋分の日、風がとても涼しく気持ちいい朝を迎えています。
さて、昨日15時30分からDX加速化推進事業で整備した食堂で、 「外国語分野進路説明会」が行われ、1年生30名、2年生9名が参加しました。参加した教頭先生から報告をいただきましたので、紹介します。
講師は、関西外国語大学(英語・外国語学部)出身の明治安田生命保険相互会社の川崎 仁衣奈 さん。 20分程度の短い時間でしたが、以下のポイントを押さえたスライドを作成していただき、単科大学の強みを丁寧に説明してくださりました。
関西外国語大学のような語学の単科大学は、オールイングリッシュの授業や充実した留学制度があることなど、英語学習環境が整っていること、外国語学部では英語を使える力と勇気が身につくこと、そして、身に着けたビジネスクラスの英語力はビジネス社会でも高く評価され、生涯にわたって役立つスキルとなることなど、十分な英語力を身に着けることが、いかに将来に役立つかについて話されました。
また、途中で生徒達に「英語が話せる人と話せない人の生涯年収の差」を「A. 300万 B. 5000万 C. 2億」の選択肢から選ぶクイズを出されていましが、答えはCの「2億円」と聞いて生徒達は驚いていたそうです。
私も驚いたので、ネットで調べてみると、ある人が、ビズリーチ等3社の調査を引用し、「年収400万円の差で50年働くと2億円になる」と述べられているものもありましたが、同じ人の別のページには、転職サイトDODAの調査を引用され、「TOEIC900点以上の人とスコアがない人とでは、年収150万円程度の差がある」とも書かれていました。これだと、例えば25歳から65歳まで40年働いたとすると、およそ6,000万円生涯年収の差になります。他のサイトには、「5,000万円程度」というのもありました。業種によっては、差がないものもあるでしょうが、いずれにせよ、英語力と生涯年収との間には、明確な相関関係があるようです。
さらには、「海外で働く」ことになると、もっと大きく異なりそうです。私自身、大学3回生の時に、ゼミの教授から「アメリカの高校で物理の教師をしないか。初任給は60,000ドルだよ。」と誘われたことがありました。英語力に全く自信のなかったので断りましたが、40年前は確か1ドル200円はしていたと思います。英語力はなんて強いツールなんだ!と、自分の勉強不足を悔やんだものです。
川崎さま、有難うございました。生涯年収というリアルな話もしてくださり、参加した生徒達にとっては刺激的な時間だったと思います。
将来を豊かに生活していくためには、もしろん年収も大切ですが、英語が使えること自体が、世界のたくさんの人とつながり、グローバルな視野に立って物事をみることができ、心豊かに人生を過ごす強い力になることは相違ありません。
生徒の皆さんは、これから先、10年、20年、30年...、と想像もできないような「凄い時代」を生きる「凄い人」になります。ですから、将来どんな自分になるのだろうと、毎日をワクワクするような気持で過ごしてくれたらいいなと願っています。自分の将来を想像した時、英語が使える自分がいたら、さらにワクワクしてくる気がするのです。どんな学部に進学しても、あるいは大学に行かなくても、英語等の外国語が使えるようになれば楽しそうですね。生徒の皆さん、夢を大きく持ってくださいね。そして、諦めずに努力してください。
講師の川崎さま、この会を企画運営してくださった先生方有難うございました。