3年次生総合学習「ホームレス問題」

 3年次生を対象に、社会に旅立つ前の学習が続きます。今回は「ホームレス問題」についてです。11月21日、NPO法人 Homedoor の松本さんと澤本さんによる講演がありました。Homedoor は路上で生活している人々の安否を確認したり、就労の機会を提供するなどして、ホームレス状態を生み出さない日本の社会構造を作ろうと事業を展開しているNPO法人です。

   

 「なぜ、ホームレスになってしまうのか」「ホームレスの人はなぜアルバイトができないか」「ホームレスにならない3つの【溜め】とは何か」など、わかりやすく話をしていただきました。近年、ホームレスの人は、統計上は減ってきています。しかし、若い人の間でネットカフェ等で寝泊まりしている人の数は含まれていないそうです。実際は減っているどころか、予備軍の人が多くいる、とのことです。20代で相談に来られる方もいるそうです。

   

 澤本さんはご自身の経験談を生徒に語ってくださいました。「ホームレスにならない、ホームレスに戻らない、ホームレスについて知ってもらう」という思いから、支援事業を行い、講演活動もしておられます。生徒のみなさんは講演中にメモを取り、教室に戻って感想文を書きました。