11月27日(木)3学年合同の「芸術鑑賞会」を行いました。今回お招きしたのは、なんと、書道家の武田双雲さん!まずは双雲先生の講演。先生は、「書道家をめざしていたわけでなく、今、武田双雲という道を歩いています。」と始まり、ご自身がお母さま「た」が人によって違うことに気づき、集め始めたお話しや、野球部やアルバイトでの失敗談など、楽しくお話くださいました。
舞台上で「魂」と書いてくださる様子をスクリーンいっぱいに映し出すと、生徒たちは、一筆一筆進むごとに、上手い、下手の物差しではない、本物の芸術に息をのみながら、感嘆の声を上げていました。「書」が芸術として生み出されていく瞬間を生で見れた衝撃を言葉で表すのは難しいです。
最後に、将来のことよりも大切なことがあるとして、「明日でもなく昨日でもなく今日を生きることは、成功と失敗とかでなく、何者かになろうとすることを手放し、ただ目の前の一つ一つを大切に味わっていく、好き嫌いではなく、毎日を丁寧に全細胞で自由に鑑賞することだとおっしゃっていました。ありがとうございました。

