59-75
13 ―27
14―18
15―13
17―17
迅15点 志14点 槻13点 耀11点 嶺6点
先発は嶺、槻、迅、志、耀。先発は前試合と同じ。
志が合わせから、オフェンスリバウンドからなど、四分半で7点を奪って笑顔全開。しかし、相手の3Pが6本も決まり、14点ビハインドに。
第2ピリオドでは相手のエースに嶺、迅がフェイスガード(ベタ付きのマーク)をし、それが効いて相手の得点が止まります。その時間帯に迅が活躍し、やや点差を詰めますが、相手の5番を止められず、再び大きくリードを許します。
第3ピリオドはエースの槻がドライブからのシュート、前の試合で好調だった耀の3Pが決まり、望みをつなぎます。
第4ピリオドでは再び迅がガンガンと攻め、槻は気合いの入ったシュートブロック。耀は3Pを2本決めます。槻がケガで二分ほど出られない間は一年のYが懸命にプレイします。残り五分からはよく練習してきたオールコートプレスをしかけます。点差は縮められなかったものの、キャプテンの嶺を中心に、お互いに声をかけ続け、最後まで全力で走り抜けました。
志はこの試合でキャリアハイの14点を奪いました。バスケ歴2年ほどで、ジャンプ力だけが売りだったところから、安定したディフェンス、ポストプレイ、ステップバックからの3Pまで打てるほどにシュート力を上げました。
迅はコートネームの通りにスピードが売りで、ドライブから得点を量産。ほぼ全試合でチーム一の得点を取りました。ディフェンスでもチーム一の運動量で、ボールを奪っての単独速攻も持ち味でした。
槻は入学してすぐの地域大会で巧みなステップのポストプレイ、ドライブでペイントエリアを支配。その後はボール運びにも加わり、パスセンスも開花させました。仲間へのアドバイスもさることながら、闘志を出して背中でチームを引っ張りました。
嶺は入学してすぐから、豊富な運動量と、長い手を生かしたディフェンスと高確率の3Pを武器に活躍。心身がいつも安定しており、後輩を含む仲間への温かい言葉かけで、チームの和ませ役でもありました。
公式戦初勝利から大阪ベスト32(シード校のぞく)まで登り詰めたのは、偶然ではありません。彼女たちの努力と、練習から笑顔で楽しみながらプレイしようという気持ちの結晶です。
一つ上の世代が一人ということもあって、長らく主力として活躍した彼女たちの引退。それを涙ながらに見届けた後輩たちの成長にご期待ください。