学校長より、お祝いのことば
春の香りが満ちあふれ、中庭の桜も満開となりました。
春爛漫のこのよき日に入学式を迎えられた大阪府立中津支援学校
小学部3名、中学部4名、高等部9名の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
また、大阪府教育委員会 森岡 茂樹 様、 大阪府立整肢学院
原 好延院長様をはじめ、学院の関係者の皆さまには公務ご多用のところご臨席を賜り、
心から厚くお礼申しあげます。
さて、皆さんは今日から「校歌にもあるように中津支援学校の仲間です。」よろしくお願いします。
小学部に入学するお友達は「小さい仲間」、
中学部に入学するお友達は「中くらいな仲間」、
高等部に入学してくるお友達は「大きな仲間」です。
小さな仲間と中くらいの仲間と大きな仲間が一緒になって、もっともっと大きな仲間を作っていきましょう。
そして先生とみんなで、明るく楽しく勉強や運動やいろんな事にチャレンジできる学校を作っていきましょう。
皆さんの身体の中には、伸びようとするエネルギーがいっぱいあるのです。
学校は新しい自分を発見し、その力を伸ばす勉強を、友だちと一緒にするところだと思います。
新入生の皆さん。2つお願いがあります。
一つ目は、「今自分にできることを考えよう。」です。
人は、目標を持って生きることは大切だと思います。
「今自分にできることって何だろうと考え、一日一日を大切にし、自分の夢が叶うように、夢に向かって歩いて欲しいと思います。
二つ目は、「挨拶のできる人になろう。」です。
「おはよう。」「ありがとう。」「ただいま。」「さようなら。」挨拶はなくても、人は生きられます。
でも挨拶があったらとってもうれしい気持ちになります。
挨拶は相手を好きか嫌いかはともかく、あなたの存在を認めるということです。
そして、私達は、お互いに人間としての存在を認め合い、分かり合おうとしなければ、自分の心が広がらないと思います。
皆さんは、とっても笑顔が素敵です。
笑顔で挨拶をし、たくさんの人と繋がって行って欲しいと思います。
保護者のみなさま、本日は本当におめでとうございます。
本日より、大切なお子さまを責任を持ってお預かりします。
子どもたちが成長していくために全力で頑張っていきます。
子どもを中心において、子どもの成長を一緒になって考えるという同じ視線で、
力を合わせて一緒に取り組みましょう。
学校の役割と大阪府立整肢学院における療育とが有機的に連携し、
お子様の個に応じた最も適切な教育に全力を挙げて取り組んでいきたいと考えております。
子どもたちが一歩一歩、着実に成長していくことを願って、お祝いの言葉とします。
平成25年4月5日
大阪府立中津支援学校 校長 小林 信恵