小学部AB中グループ「集団自立活動」

毎週水曜日の午後、小学部AB中グループの「集団自立活動」の授業では、感覚遊具を活用した学習をメインに行っています。
本校には、3教室で、天井から吊り遊具を設置できるようになっています。

この日の授業では、まず、ホーススイング、ハンモック、箱ブランコ、円盤の写真カードの中から、遊具を選び、自分の順番が来れば、安全に乗る準備をして1曲音楽が流れている間、さまざまな揺れや回転を楽しみます。曲が終わるのを合図に活動を終了し、再度、自分の順番が来るまで、友だちの活動を見学しながら待機します。

感覚遊具を活用し、自分の身体がどんな姿勢や力加減で動いているのかの感覚情報を得ながら、特に前庭覚(※)、筋肉や関節(固有受容覚)、皮膚等からの感覚刺激を受け入れ、コントロールすることを学習します。

子どもたちの実態や目標、その日の状態に合わせて、揺れや回転のスピードや大きさを調整しながら安全に取り組めるよう、教師は常に近くでサポートします。
また感覚遊具は、子どもたちにとって大好きな学習の一つです。
表情豊かに楽しみ、多くの活動刺激を取り入れようと自発的に動き出す様子もよく見られ、主体的に学ぶことにもつながっています。

これからも、継続的に取り組み、楽しみながら様々な身体の使い方やバランス、感覚を伸ばしていってほしいと思います。

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※ 前庭覚: 自分のからだの傾きやスピード、回転を感じる感覚

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