4月19日(水)に、「食育を考える―子どもたちの日々の食事を作る現場から―」というテーマで、新転任者研修を行いました。大阪整肢学院の管理栄養士を講師として招き、講義いただきました。
前半は、「食育」や「児童福祉施設における食事の提供」についてお話をお聞きしました。
「食育」では、行事の日の食事、お誕生日に子どもたちからリクエストがあるメニューについて紹介されました。食事に対して子どもたちが楽しい思い出を持てるように、という管理栄養士の方のお気持ちが伝わってくる内容でした。また、「児童福祉施設における食事の提供」では、「軟食・ペースト食の取り組み」についてのお話があり、とろみ調整剤についてはサンプルが配付され、詳しい説明がありました。
後半は、大阪整肢学院の地下にある調理場に実際に案内してくださり、アレルギーのある子どもの除去食についても説明がありました。
食事の柔らかさや除去食の対応等、通常の食事を作ることに加え、その大変さを改めて知ることができました。そのような中でも、食事によって子どもたちの生活を豊かなものにしようとする栄養士を含めた病院スタッフの方たちの暖かな気持ちが感じられる研修となりました。