6月30日(金)社会福祉法人 あいえる協会 ライフ・ネットワーク事業所とグループホーム・あいえるより、2人の本校卒業生に「卒業後の自立生活」について進路講話をしてもらいました。
それぞれの1日の過ごし方を写真や動画を見ながら詳しく説明してもらい、グループホームでは「ご飯が美味しいこと」「洗濯、日用品購入でヘルパー利用ができること」「やってみたいこと、行きたいところを利用者みんなで考え出かけること」「美容院に行き、やってみたい髪型やカラーを選びおしゃれを楽しんでいること」等詳しく教えてもらいました。同時に「自己選択・自己決定」の重要性についても学ぶことができました。
つぎにライフ・ネットワークでは、日中の作業についてお話しをしてもらいました。「手作り製品」「クッキング」「紙芝居でつたえ隊(地域活動)」「シュレッダー作業」等、制作の様子を写真や動画で見せてもらいました。実際に制作されたミサンガをじっと見た小学部の児童から「すごい!」「きれい!」と感動する声があがってました。
あいえる協会では「地域で自分らしく生活する」ことを大切にしており、利用者と支援員がみんな笑顔で活動されている様子がとても印象的でした。
最後に在校生から卒業生へ「お小遣い」について質問が出た内容についても「お小遣い全てが好きなものに使えるのではなく、日用品や食事、移動代等にも使うので見通しをもった使い方をしなければならない」と教えてくれました。卒業後に自立した生活ができることに不安と期待が入り混じっていた児童生徒の様子が、次第に目をキラキラ輝かし先輩の話を聞き入る様子がよくわかりました。児童生徒にとって卒業するまでにつける力がそれぞれあることを改めて教職員が考える機会となりました。
大変貴重なご講話をありがとうございました。