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1. 教材名 |
絵画・工作『タブレットで描こう』 デジタルアート・ランタン制作 |
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2. 教科・領域 |
ふれる・えがく(図画工作) |
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3. 対象児童生徒 |
小学部 4〜6年 第1段階(AB高グループ) |
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4. 活用場面 |
【ねらい】 ・タブレットのディスプレイに表示される模様、色、形に興味を持つ。 ・色や形の重なりを感じながらタッチディスプレイに積極的に触れる。 ・ランタンに仕立てた作品を鑑賞し、制作の喜びを感じる。 |
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【方法等】 ①タブレット(iPad:一人一台端末)のアプリ『キラキラおえかき』、 『デジコロたっち色』を使用。
画面表示の変化だけでは実感が持ちづらい場合には、『デジコロ』と呼ばれるボール型タッチペンを用いて画面上で転がすことで、児童自身が手の感覚と操作を具体的に実感できるようにする。
②作品を写真アプリに保存し、ワイヤレス印刷対応のカラープリンターを用いてOHPフィルムに印刷する。
③印刷したOHPフィルムを筒状に巻き、LEDライトと組み合わせてランプシェードに仕立てる。 ④点灯したランタンを鑑賞する。
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5. 成果と課題 |
【成果】 ・普段からVOCA(音声コミュニケーション支援)アプリなどでタブレットのタッチ操作に慣れている児童は、画面の色や模様の変化に注目しながら積極的に画面に触れ、描き進めることができた。 ・画面表示の変化だけでは実感が持ちづらい場合も、効果音のフィードバックを聞いたり、ボール型タッチペンを手で触れて転がしたりすることで、児童自身が「自分の手の動きを実感」しながら描画活動に取り組むことができた。 ・カラープリンター印刷では、インクジェットプリンター専用のOHPフィルムを用いた。光を透過させた際に、紙に印刷した場合よりもタブレットの画面表示に近い色の再現できるため、児童が鑑賞時に興味を持って作品に注目することができた。 ・一人一台の端末を使用するため、児童それぞれの身体や認知の状況に応じたアクセシビリティ設定をすることができ、作品データも端末内に保存・蓄積することができる。 |
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【課題】 ・タブレットは多目的に利用できるため、不意なアプリの切り替え、広告表示、端末ロックなどで活動が中断しないように「アクセスガイド」機能を用いて、児童が描画活動に集中できるようにする。 ・タブレットを自分が好きな使い方ができないこと満足できず、描画活動に集中することが難しい児童がいた。他の授業でもタブレットの多様な使い方を経験していくことで、児童がタブレットを動画視聴やゲームのツールとしてだけでなく、「学習に役立つツール」と実感できるようにしていくことが大切である。 |




