本校では、キャリア学習（進路学習もその一部）として、「社会に参加したい、働きたい。」という目標を明確にし、一つでも実際でなにか自分がやってみようという意欲を育てることを大切に授業を実施しています。
それぞれの障がいや状況は違いますが、与えらえた状況を受け入れるだけでなく、
「将来自分はこんなふうになりたいな。」と現在の活動に意欲を持って取り組んでほしいと考えています。
このたび 10月18日（水）に中高等学部への外部講師として 豊中市在住の『西村 泉』さんをお招きしました。
（西村さんのことは、以下のYouTubeを見ればよく分かります）
https://www.youtube.com/watch?time_continue=280&v=1mzlDzeTZ1w&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fwww.togetherinsma.jp%2F&embeds_referring_origin=https%3A%2F%2Fwww.togetherinsma.jp&source_ve_path=MjM4NTE&feature=emb_title
西村さんは、どんなところにでも出かけるほど、積極的でそしてなにより人生を楽しんでおられる素敵な先輩です。そんな、西村さんのお話を聞かせていただくことができました。
生徒たちは、真剣そのものです。
西村さんは、普段ご自宅でひとり暮らしをされていますが、介助の方に頼るだけでなく、インターネットや援助機器をたくさん使って生活を豊かにして暮らしておられます。また、「仕事」をすることも、とても大切であることを教えていただきました。
西村さんは自分が出かけるだけでなく、分身ロボットのOriHime（おりひめ）を使ってお仕事をされています。自宅からスマホやPCで簡単に遠隔操作を使って仕事ができるのです。
https://orihime.orylab.com/
どこにいても、自分の代わりに動ける「分身ロボット」が、たとえ自分の体が動かなくなっても、いつでも行きたいところに行き、会いたい人に会うことができます。しかも双方に"そこに居る"という実感と体験があります。これは、自分の行為が人に影響を与え、そして人から「ありがとう」と言ってもらえること（自己有用感）のある社会です。
そんなORIHIMEさんも実際に見せていただけました。児童生徒たちの目が輝いていた訳です。