１１月１８日（土）本校の「文化祭」が盛況に実施できました。
ご参観いただきましたみなさま、ありがとうございました。アフターコロナの中で「学習活動をたくさんの方々に公開していきます。」との目標でご家族の方々は制限なしにお迎えすることができました。
土曜日一日の時間を使ってできるだけたくさんの活動を公開することに時間的な制約はあります。本年度は、午前中を小学部、午後を中高学部としたため、小学部は、１＋２学年、３＋４学年、５＋６学年、午後の中高学部は、中学１～３年、高校１～３年の５つの学年を超えた集団による発表となりました。従来の各学年が競い合ってたくさんの発表を行うことも良かったのですが、今年度は他学年と協力し、それぞれが役割を分担して一つの大きな舞台発表を作ることに取り組みました。必然的に舞台上にたくさんの児童生徒が賑やかに集まったり、学習グループとして集まって学習の成果を発表するなどより大きな集団の取り組みの成果が見られたと思われます。
支援学校の教育活動は常に、個々に対する適切な課題設定と個別の指導プログラム、そしてそれを活用する場の提供です。文化祭は、普段の小さな集団で授業をみせる参観等と異なり、大きな集団の中でひとり一人が役割を果たし、認めあいながら一つのものを時間をかけて作り上げるものです。それは、まさしく文化祭のめざしたものでした。
「文化」(culture)には、土地を耕す「カルティヴェイト(cultivate)」と同じ語源があり、大地を豊かに耕すことを通して、児童生徒が自分の力を最大限発揮することを見せること、それが立派な「文化」であることが実感できました。