3年生の政治経済の授業では、起業家精神の育成、より実社会で活躍できる発想力・行動力を求め、各講座でグループを作り、株式会社の起業(内容精査)・(継続的な)運営・運営を通じた社会貢献等、株式会社のコンセプト等を発表し合いました。発表後には質疑応答の時間もあり、様々な視点からの質問にもしっかりと受答えしていました。
若者の就業支援を企画したグループでは、統廃合で利用しなくなった学校の校舎・施設を活用し、住み込みでの共同生活・地域のボランティア活動を通じて自身の適性や働き甲斐(就業意欲)を身につける等の提案がありました。具体的な説明の中で、地域の方々とのコミュニケーションを通じて語彙力を高めることや全寮制の中で食事管理や健康管理等も進める等、より具体的な提案をしていました。
また、屋内遊戯空間の提供を企画したグループでは、既存の遊戯施設とは異なり、小中学校の運動系部活動が地域スポーツへの移管を見越し(?)、省スペースで活動ができ、かつ、それぞれの競技を極めて最終的にはオリンピアを育成するといった企画を提案してくれていました。この事業のアピールポイントとして、『(競技を通じて)世界と繋がる』『子どもが輝けば、町も輝く』といったフレーズが紹介され、私自身も心地よく聞かせていただきました。
卒業を間近に控えた3年生が、起業するにあたり、現状の課題や今後の社会の在り方を活き活きと語っている様子に、『生徒が輝けば、大冠も輝く』そんな思いをさせていただいたひと時でした。