教職員 救急救命・エピペン・熱中症講習会

大阪医専から、上久保 敦(かみくぼ あつし)先生においでいただき、教職員救急救命・エピペン・熱中症講習会を実施しました。

熱中症やアレルギーなどの応急手当と、心肺蘇生の方法やAEDの使い方など、教職員が知っておく必要のある事項について、指導していただきました。

熱中症対策については、暑さ指数も大切だけれど、目の前の環境と身体状況を優先して判断することの大切さを学ぶことができました。

アレルギーについては、「すべての生徒がアレルギーになるリスクがある」ということを念頭に置いておいた方がよい、と冒頭に先生がおっしゃいました。

さらに、「アレルギーがないと思っていた生徒が、食後1時間以内に発疹が出だし、血圧が下がり救急車で運ばれることがある。とにかく、時間との勝負。エピペンを持っている場合は、発症して15分、最長でも30分以内にエピペン投与を行うことで、アナフィラキシー症状をおさえることができる。」ということも教わりました。疑いを感じたら、積極的にエピペン投与を行ってよいことがわかりました。

心肺蘇生法の実習では、具体的な場面を想定し、「あなただったらどうするか」という問いかけを先生はされました。「一人では無理なので、助けを求める。AEDをもってきてもらう。・・・」実際の現場に遭遇した時、行動をおこすことができるか、躊躇せずにAEDを使うことができるか、シミュレーション実習を通して学ぶことができました。

心停止になってしまったときに、それを早く発見して通報し、適切な心肺蘇生法を行って救急隊に引き継ぐことができるか。救命の連鎖の輪がどれか一つでも欠けてしまうと、命が助かる可能性はほとんどなくなります。

今日教わった心肺蘇生とAEDの手順を、頂戴したテキストをもとに折に触れて復習しておきたいと思います。

本日は、貴重なお話と現場に近い場面を想定した実習を通して、救急救命について学ぶことができました。上久保先生に改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。