インターネット社会を生きる

10月22日(木)消費者協会から弁護士の先生においで頂き、本校1年生を対象に消費者教育『インターネット社会を生きる』と題して講義をしていただきました。

ネットショッピングで注文した靴が届いたけれど、思っていた色やサイズが合わなかったらどうしすか?クーリング・オフができるかどうか、もしできなかったら?そもそも契約って何だろう?講師の先生は実際の事例をもとにどのような消費者トラブルが考えられ、トラブルに巻き込まれないためにどうすればよいのか、具体的にお話していただきました。

ネットショッピングには法律上のクーリング・オフ制度はないので、ショップ独自の返品の可否や返品のルールついて注文前に必ず確認すること、何かおかしいと気づいたらきっぱりと断ること、また自分ひとりで対応できない場合は周りの人に相談したり消費者ホットライン188番に相談するなど、消費者として身に付けておくべきことを教わりました。

後半は、「e転居」(日本郵便の転居手続きサイト)を悪用した事件を例に写真にうつった指紋や瞳にうつる建物からどんな情報がぬかれ、どう犯罪につながっていったのか、ネット社会の現実を知ることができました。また、ネット中傷による被害をなくすためにSNS事業者は人権侵害にあたる投稿の削除や投稿者の開示情報に電話番号を追加するなど利用者のモラル向上に向けた取組を求められるようになりました。

高ぶった気持ちをそのままSNSに投稿していいことは何一つない、自分がされて嫌なことはしない相手にもしない。ネット社会を生きていく我々にとって大切なお話をしていただきました。