先日、35期生が、新たなステージに向けて巣立っていきました。新型コロナウイルスによる長期休校に始まり、二度の緊急事態宣言が出るなど、異例づくしの一年が終わります。
本日3月15日(月)、卒業した3年生がいない1・2年生だけの終業式を行いました。 式辞の中で私は「学年の始めに立てた目標、入学時に立てた目標に近づけましたか」と尋ねてみました。入学時は誰もがみな、高校生活に対する夢や希望に胸を膨らませています。しかし、一年が過ぎ、二年が過ぎると、目標を見失ってなんとなく日々を過ごしてしまっている人、規則正しい生活習慣が身に付かず勉強が思うように進まない人もいるのではないでしょうか。 明日から春休みに入るにあたって、この間にどれだけ成長したのかを振り返り、二年前、一年前の気持ちはどうだったのか、そして今の気持はどうなのか、自分自身を見直してほしいと思い、質問をしてみました。
実は私も、高校に入学し一年が過ぎようとする3月のこの時期、自分はいったいどんな自分になりたいのか自問自答し、反省した記憶があります。初心に戻って苦手な英語の文法課題に大真面目に取り組み始めたことを今でも鮮明に思い出します。 人生において、常に理想と現実とのギャップがあり、自分の思いどおりに物事が進むことはほとんどありません。しかし、諦めずに努力を継続することで目標に近づいていくのだと思います。
この春休みは『初心』に戻って自分自身を見直すチャンスです。初心を忘れず、自らを反省し、勉強や進路につながること、また、まとまった時間がないとできないことや普段できなかったことに是非取り組んで欲しいと思います。そして、四月からはじまる新学期に生徒の皆さんがいいスタートをきってくれることを期待しています。