1学期 始業式

4月8日(金)新2年、新3年生が体育館に集合し、始業式を行いました。

コロナ禍で放送による集会が続いていましたが、3学期の終業式から対面で行っています。密を避けるため、各HR教室から担任が先導して体育館に集合しました。

私は式辞の中で「凡事徹底」をとりあげ、誰にでもできてなんでもない当たり前のことを、軽んじることなく継続して行うことの大切さについて話をしました。

例えば、挨拶。簡単でなんでもないような当たり前のことですが、挨拶には不思議な力があります。「おはようございます。失礼します。ありがとうございました。」明るく爽やかで温かい挨拶は、周りの人に安心感や信頼感を与えます。学校へ来られるお客さんや地域の方、いつでも誰にでも積極的に挨拶をすることで、思いがけないつながりから人間関係が発展することは少なくありません。

自転車の駐輪場におけるマナーはどうでしょう。本校は700人近い人間がともに生活しています。みんながきちんと並べて自転車を止めていれば、気持ちよく自転車の出し入れができます。ところが通路にはみ出して止めていると下校時自転車を出そうにも出せません。他人を思いやる基本は最低限のルールやマナーを守ること。一人ひとりが徹底してルールやマナーを守れば、お互いが気持ちよく学校生活を送ることができます。

挨拶や約束、時間を守るといった平凡なことをやり続けることで、それが自分のスタイルとなり結果的に社会にでたときに役に立つ力が身に付くと確信しています。

始業式の後は、新3年生の進路集会を行いました。進路指導部長から進路実現に向けての心構えと今後のスケジュールについて、丁寧な説明がありました。

3年生の進路指導は本日よりスタートします。本校は進路未決定者が極めて少ない学校です。自分の可能性を信じ、「なりたい自分」に向かって努力を積み重ね精一杯チャレンジして欲しいと思います。

始業式もその後の集会も、生徒達の話を聞く姿勢はとても真剣でした。生徒たちの頑張りを心から応援したいと思います。