4月の総括

 4月2日(月)に、狭山高等学校に着任すると、再任用の教員への辞令書交付や転任教諭、新任教諭への訓示等が待ち受けていました。午前中のうちに、運営委員会や職員会議が開かれ、校長としての抱負と方針を述べ、午後にはあいさつ回りに出かけました。このようなタイトなスケジュールは前職でも慣れていたので、全く苦になりませんでしたが、使う言葉の違いやメンタリティーの違いに、気を遣う日々が続いたのは事実です。

 学校に行けば、部活動をしている生徒たち、そして授業準備をしている先生方がおり、9日(月)になると始業式と入学式が行われ、生徒と正式に対面し、いつの間にか研修中の不安は吹き飛んでいました。

 次々と起こる事象、目の前の問題解決に取り組むことで、日々が過ぎて行ったというのが実情です。その中で、ほとんどの先生方と話をし、生徒たちに声をかけ、竹本(ミポリン)丸は、座礁することなく無事に出港できたのではないかと思います。

 狭山高校は、大阪狭山市に所在する唯一の府立高校です。地域との連携がとりやすい環境であり、まさに「地域の若きリーダーを育成する」のが、わが狭山高校のミッションの一つであると考えています。4月末に行われた狭山池まつりには、大阪狭山市の人口より多い約8万人もの人出があったと言われています。この狭山池まつりの中で、狭山高校生の存在感は、今や確固としたものであり、これらの地域活動を通じても生徒たちは成長できるものと信じています。