12月10日(月) 生徒が成長するとき

 保健の授業でグループワークが展開されました。テーマは、土壌・空気・水の汚染、廃棄物等の問題でした。合計7時間の授業で、前半は本やインターネットを用いた調べ作業と模造紙での発表準備です。後半の2時間は、各グループの発表です。私は、あるクラスの前半のグループワークと発表を見に行き、どのグループもまだまだこれからだな、という印象を持ち、「将来社会に出てから大いに役立つことだから、是非またチャレンジしてほしい。」という所見を述べました。

 ところが、生徒たちの振り返りの感想文を読んで驚きました。多くの生徒が、「最初は面倒くさかったけど、やってよかった。」と肯定的なのです。先生が、各人に他のグループの発表に対し講評を書かせたところ、お互いにいいと思うところを褒めており、その友達に褒めてもらったことが励みになって自信につながっているのです。先生が褒めるより、友達に褒められることの方が効果があるというわけです。グループワークをまたやってみたい、という意見が山ほどありました。