7月8日(月) 珍しいお客様

 パキスタンの防衛駐在官が今回一時帰国した折に、学校に尋ねて来られました。昨年マイドーム大阪で行われた公立学校進学フェアで、私のことを認識したそうです。南河内出身の方で、パキスタンに帯同しているお子さんたちの高校進学が気になっていたとのことです。パキスタンの日本人学校の生徒は数十名ということで、世界で初めて高等部ができた上海とは規模も違いますね。東南アジア等日本企業が多く進出しているところは、きっと日本人の生徒さんたちも多いのでしょう。

 防衛駐在官は、1等陸・海・空佐に昇任し、防衛省から外務省に出向し研修等を経たのち、世界各国に3年間赴任します。俗に駐在武官と呼んでいます。私の同期も十数年前、アメリカ、イタリア、インドネシア、トルコ各国の防衛駐在官を経験しています。パキスタンへは、陸上自衛官がいくことになっています。

 パキスタンは、9.11のテロ以降、イスラム教国でありながら、唯一自由主義陣営とともにテロリストと戦うべく艦艇をインド洋に出しました。しかし、パキスタンの艦艇は古く性能がよくないため、質の良い燃料でしか動きません。そこで、海上自衛隊が燃料を提供し、共に戦ったのです。今回は、狭山高校まで足を運んでくれて嬉しかったです。