6月27日(金) 一味違う修学旅行

 2年生が6月21日(土)~24日(火)の3泊4日で、北海道十勝方面に修学旅行に出かけました。修学旅行を引率するのは2回目なのですが、今年もいろいろ工夫がされていました。学年の目標に「自立」という項目があり、まさに生徒主体で行っているところがあり、育っているなと感じました。それは、前日の結団式と二日目のレクリエーションの司会・進行を生徒が行っていたからです。

 今回は1日をファームステイに充て、もう1日を自然体験学習に充てており、特にファームステイにおいては、大阪では経験しえない経験を生徒たちはしたと思います。2~4名のグループで、畑作、牧畜、酪農、漁業等に分かれて体験するのですが、様々な経験をしたようです。数軒しか巡回できませんでしたが、160haもある農家では超大型の外国製機材に驚き、子牛に粉ミルクをやったり、牛の直腸検査を行ったり、小麦を製粉してピザやパンを作ったり、カボチャの苗を植えたり、バナナ牛の世話をしたり、様々なことにチャレンジしていました。これらの経験が、視野を広げ、応用力になっていくのだと思います。自分の体験を分け与え、人の体験を分けてもらうことで、何倍もイメージが膨らんでいくことでしょうね。

 3日目の自然体験アクティビティーは、クラス毎のラフティングに加え、登山、ダッチオーブン、エア・トリップ、魚釣り、乗馬、カヌー、ベア・マウンテン等の中から各自が選ぶのですが、すべて野外で行う活動なので、自然を満喫できます。私たちは、天候に恵まれ幸運でした。

 最終日の小樽観光は、生徒たちにとってお楽しみの一つで、にぎりや海鮮丼等おいしいものを食べ、お土産を買って、中にはカップルでデートをしたりと意外な発見もありました。高校生活の一大イベントの修学旅行で、生まれて初めて飛行機に乗る生徒もおり、異文化体験と雄大な自然を満喫して、世界を広げてくれたことと思います。