10月の総括

 10月は中間考査が間で入りましたが、勉学でも学年やクラス活動でも充実した時期だったと思います。特に、23日(木)の「総合」及びHRの時間には、1年は弁護士の話をクラス毎に聴く会を行い、2年はビブリオバトルの説明と教員による実演を行い、3年はクラス活動を様々な形で繰り広げていました。PTAの人権研修も同時に行われ、私は主としてこれに参加したのですが、4本立てで体がいくつもほしかったですね。PTAの人権研修では、「許せない 会いたい」というデートDVの映画を観て、話し合うというもので、とても有意義でした。

 私自身は、この10月だけで10校の中学校を訪問しました。本校の16人の教諭の授業を観ました。また、10月初めには、進路指導研究会の創立50周年記念行事が行われました。今年から副会長に就任したばかりですが、大きな行事を経験できました。大阪府の生徒たちの進路を獲得するための闘いが50年前から繰り広げられていたことを初めて知り、先輩たちのご苦労に感動した次第です。私の役目は、記念講演を行われた東大大学院の本田由紀先生への謝辞を述べることだったのですが、本田先生の80ページにわたる資料をどうやって90分で話されるのだろうと危惧していたら、案の定、前置きで1時間過ぎてしまい、矢継ぎ早の説明を必死に理解しなければならず、私にとって緊張した講演でした。内容は、「日本社会の変容と高校教育の課題」で、マクロデータに基づいた分析は、とても説得力がありました。本校首席が今春、進路指導研究会の委員長に就任する機会に、その校長だからということで副会長就任を依頼されたのですが、新たな出会いがありました。各校教員たちの一部の活動かもしれませんが、垣間見ることで全体を想像するチャンスを得ることができました。