7月20日(祝) 無念の敗退、しかし・・・

 19日(日)、高校野球2回戦が久宝寺球場で行われ、本校と佐野工科高校の試合が約3時間半の戦いののち、3対3で15回ドローとなり、20日(月)再試合となりました。負けるわけがないと思っていましたが、終わってみれば3対2で無念の敗退をしました。

 チャンスに抜け目なく点を取るガッツが足りない、いわば奥ゆかしい本校の生徒たちは、育ちがよく優しい性格だからだと思います。しかし、キラリと輝くプレーも数多くみられました。守ることに関しては、外野からのバックホームやダブルプレーがきれいに決まり、練習の積み重ねの成果が随所に見られました。また、小泉監督によるバント等の手堅い作戦をきちんと実行できる技量も身についていました。何と言っても、延長戦に入り11,12,13回と2死満塁の状況で0点に抑えたプレー、仲間を信じたプレーはすがすがしいものがあり、これこそが野球というチームプレーの本質だろうと思います。

 3年生は引退となりますが、野球部の活動で学んだことを、これからの人生にいかに生かせるかが大事です。2年生、1年生は、狭山の野球部の新たな伝統を作るべく、どこまで自分たちの殻を破れるか、これが課題です。学ラン姿の応援団長以下、応援にも力が入りました。今日の悔しさを忘れずに、次への一歩を力強く踏み出してほしいと思います。狭山生らしいさわやかなチームに成長し、すがすがしい試合をしてくれました。それぞれの役割が果たせたことは、誇るべきことです。きっと、彼らの今後の人生において、核となる経験になると思います。

 一方、佐野工科の投手は一人で2試合を投げ切り、さらに3日連続で投げるということですので、勝ち進んでもらいたいものです。