9月9日(水) 夢をかなえるゾウ

 夏休みに入る時、本校の図書館から5冊本を借りましたが、その1冊が「夢をかなえるゾウ」です。昨年、2年生がビブリオバトルを行いましたが、その時この本を紹介している生徒がいて、気になっていた1冊です。ガネーシャという関西弁でしゃべるインドのゾウの神様が主人公のもとに現れ、さまざまな課題を与え、仕事で成功を収めるよう導く物語です。その中で、世界の著名人がすべて自分の弟子であるという語り口がとても面白いです。

 次々と出される課題は、当たり前のことから改めて考えさせられる課題もあり、全体として前向きに生きること、主体的に生きることにつながり、キャリア教育になっていると思いました。ガネーシャの課題は、次のとおりです。  1 靴を磨く  2 コンビニでお釣りを募金する(寄付をする)  3 食事を腹八分におさえる  4 人がほしがっているものを先取りする  5 会った人を笑わせる  6 トイレ掃除をする  7 まっすぐ帰宅する  8 その日頑張れた自分をほめる  9 一日何かをやめてみる  10 決めたことを続けるための環境をつくる  11 毎朝、全身を見て身なりを整える  12 自分が一番得意なことを人に聞く  13 自分の苦手なことを人に聞く  14 夢を楽しく想像する  15 運が良いと口に出して言う  16 ただでもらう  17 明日の準備をする  18 身近にいる一番大事な人を喜ばせる  19 誰か一人のいいところを見つけてほめる  20 人の長所を盗む  21 求人情報誌を見る  22 お参りに行く  23 人気店に入り、人気の理由を観察する  24 プレゼントをして驚かせる  25 やらずに後悔していることを今日から始める  26 サービスとして夢を語る  27 人の成功をサポートする  28 応募する  29 毎日、感謝する

 そして、課題をクリアして成功を収めた主人公は、ガネーシャの弟子として語られるのです。