9月28日(月) 「知識構成型ジグソー法」に挑戦

 アクティブ・ラーニングの手法の一つとして、5年前から埼玉県を中心に実践されてきた「知識構成型ジグソー法」について、校長専門委員会である教育課程委員会のメンバーは教育センターで研修しました。

 基本単位は3名1組が3グループです。課題に対し、3種類別々の資料(エキスパート)が各グループに渡され、3名でその内容を吟味し理解を深めます。その後、その3名はバラバラになり、他のエキスパートを持つ人たちとグループを作り、課題の解決のための討論を行います。課題に対する最初の考えは、2つのワークをした後で、かなり深まりました。

 今回のグループワークの課題は、高校生物の分野で、「葉はなぜ緑色なのか?」でしたが、①可視光線に関する知識、②葉緑体の光吸収スペクトル、③好気性細菌を用いたエンゲルマンの実験等、根拠となる知識材料を与えられ、一人一人がそれぞれのエキスパートになるというところがみそだと思いました。やってみると、そのエキスパートに対し責任感を感じるのです。必ずグループに貢献する状況になるところが、とてもいいやり方だと思いました。どの教科も教材研究が大変そうですが、すでに多くの教材が蓄積されているそうです。

http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/5661