日本は、1994年に「子ども権利条約」に批准しましたが、その子ども権利委員会で活動を続けてこられた弁護士の峰本先生を招いて、講演会を実施しました。演題は、「子どもたちが抱えやすい問題と対応のヒント」で、子どもの成長発達と自律・自立を支える家庭と学校について、ご自身の経験を踏まえてお話しいただきました。特に、虐待からくる愛着障害の類型の話は、大いに参考になるものでした。①愛情要求が激しくなる。②集団の中で居場所探しが始まり、アピールが極端になる。③自尊感情が下がり、逃避する。④不信感を持つようになる。⑤不安が強くなり、信頼関係が築けない。やはり、安心できる居場所が必ず必要だと思います。生徒たちのわずかなサインも見逃してはならないな、と思いました。また、家庭でも学校でもないサードプレイスの存在も重要だと思いました。
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