今日も数学の授業を見学しました!

 昨日に引き続き、今日も数学の授業を見学しました。1限目は2年生です。内積の和、成す角、三角形の面積を求める問題に取り組んでいました。問題演習からスタートし、答え合わせしながら解説されていました。今年から教員になられた初任の先生ですが、解く上で使うべき値と条件が板書できちんと見やすく整理されており、ポイントとなる内容も色チョークで加筆してあるので非常に分かりやすかったです。

 2限目は3年生で数学Ⅰの問題演習でした。2次関数と確率についてのマークシート形式の問題2問を30分で解いて答え合わせしながら先生が解説されます。どの生徒も息音が聞こえそうなくらい真剣に集中して取り組んでいました。先生が机間巡視しながらそれぞれの生徒の取り組み具合を非常に細かく観察しておられました。また、「得意なものからやるのか苦手なものからやるのか、そろそろ決めていく時期」だとおっしゃっていましたので3年生の皆さん、日々の学習の中に当日を想定した要素も入れてくださいね。

 3限目は2年生です。因数定理と高次方程式について勉強していました。授業の方は、生徒が予め各自で解いてきた問題について、先生が解説しながら答え合わせしていくというものですが、内容が非常に多くて濃く、泉陽生はたいへんだなあと改めて感心してしまいました。この授業でも解法のヒントが色チョークで示されるので分かりやすかったです。また、男子硬式テニス部キャプテンのN君が非常に積極的に疑問点について質問していたのが良かったです。

 4限目は3年生で、こちらは数学Ⅱの問題演習ですが2限目と同じく、解と係数の関係と三角関数に関するマークシート形式の問題2問を30分で解き、残り時間で答え合わせと解説を行います。生徒のほうも2限目同様に息をする音が聞こえそうなほど静かに集中して取り組んでいました。また、正面だけでなく横の黒板まで使って使って説明が行われていました。

 5限目は2年生です。内容は数学Ⅱの復習でした。まずは前時の演習の残りを解説の後、恒等式、等式不等式の証明について学んでいました。問題の難度によって生徒が順に答えながら先生と一緒に解いたり、先に解いて答えたりしていました。一番印象に残ったのは、「N先生かるた『ひ』の項は『比例式はKと置け』」です。ここでも解法のポイントとなるところが色チョークで示されるので、復習した時に生徒はよく分かるだろうなあと思いました。また、間違いやすいパターンが具体的に示されるのもよかったです。

6限目も2年生で、こちらはベクトルの基本に関する小テストから始まり、解説しながら答え合わせ、その後に本題として内積を利用してベクトルを求める、分配法則・交換法則が成り立つことを証明するということに取り組んでいました。先生が問題を解きながら説明されるのですが、正攻法の解き方に加え、視点を変えて短時間で解ける方法について説明されるので、生徒は多様な考え方を身につけることができると感じました。

 今日見学した数学の授業はどれも、ー見するとみんな結構スラスラできるように見えましたが、先生のリードなしに自分だけの力でできるのか少し心配を感じました。泉陽生の皆さん、大切なのは自分一人でできるようになることです。そのための復習に日々取り組めばテスト勉強はずいぶん楽になると思いますよ?「わかる」だけでなく、「できる」人になってくださいね。