今日は芸文祭で音楽を堪能しました!

 今日は大阪府高等学校芸術文化祭(合唱、吹奏楽、器楽・管弦楽部門)に参加する部の演奏を聴きに、池田市民文化会館アゼリアホールに行ってきました。会場に着いたのは11時くらいでしょうか。着いてからプログラムを見て初めて知ったのですが、開会式に続く最初の演奏が府合同弦楽アンサンブルで、そこに泉陽弦楽部の生徒も参加させていただいたそうです。これはぜひ聴きたかったですね・・・残念。

 そうこうするうちに、音楽部の混声合唱が始まりました。歌は「皮膚・肌」と「骨」。何とも不思議な題名ですが、歌詞の内容は心にほんわかと染みるものがあります。私たちの身体に満ちる自然の音が音楽として響き渡っているそうです。本当にその通りだと思います。また、肉と違って骨には意志があり、ロックンロールを刻んでいるそうです。この歌詞に込められた「体や魂に満ち溢れる音楽」を音楽部の生徒たちが爽やかに具現化してくれました。力強いハンドクラップとストンピングはまさに自らの骨で刻むリズムであり、私の心にも歌詞の意味が思い切り響きました。

 昼休憩を挟んで午後の最初は府合同オーケストラで、ここにも泉陽生が参加させていただいていました。曲はスターウォーズの最初のあらすじ紹介で流れる有名な曲です。さすがに100人の演奏は迫力がありました。また、R2D2やダースベイダーまで登場するなど演出も満点でした。久しぶりにスターウォーズ全話通しで見たくなりました。(笑)

 続いて軽音楽部です。先日の高槻ジャズフェスティバルで演奏した2曲を今日も披露してくれました。演奏が始まる前、客席で私の周りにいた多くの皆さんが「ビッグバンドて何?」と囁いておられました。ところが軽音楽部の演奏が終わった後は「シブい!カッコいい!これが高校生の演奏か?うちの子なんかそもそもジャズ知らんの違うの?」と感心していらっしゃいました。いや、今日も本当に大人の魅力満載でカッコよかったです。演奏中に拍手が起こるのも本校の軽音楽部だけでしたね。

 続いて弦楽部です。今日の曲はかの有名な「美しく青きドナウ」。もちろんこれまで何度も耳にしたことのある曲ですが、今日は今までとは全く違い、まるで自分が舞踏会にいるような錯覚に陥りました。演奏を聴いていると何だか体が反応するんです。踊りたくなってくるのです(もちろん踊れませんが・・・笑)。弦楽部はいつも格調高い美しい調べを聴かせてくれるのですが、今日はさらに五感に訴えかけてくるものがありました。本当に素晴らしかったです。

 最後は吹奏楽部です。吹奏楽部の演奏曲は「落夏流穂」。題名から、夏から秋にかけての変化をテーマにした曲だそうです。昔で言えばEW&Fや竹内まりあの「セプテンバー」でしょうか。夏に燃え上がった恋も秋風が吹き始めるとともに終わりに向かう...冗談はさておき、今日の演奏はとにかく良かったです!全体的にハイテンポでパワフルな曲調ですが、時折ノスタルジックで繊細な調べが入るので勇壮でありながら時折心の琴線に響く。なぜかしら昔見た田んぼの穂波に風が走る風景や荒涼たる緑の原野を思い浮かべたりしながら、純粋に聴くことを楽しむことができました。

 この一週間は学年閉鎖もありましたし部員の中にはインフルエンザに罹患した生徒もいたはずなので、恐らくどのクラブも満足に練習できなかったと思います。そうした悪条件の中、素晴らしい演奏を聴かせてくれてありがとう。みんなの演奏を聴いて今日も心がスッキリきれいに洗われ元気をもらった気がします。というわけで、また明日から頑張りますよ~!