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今日は化学講習、数学の授業、3年集会を見学しました!

 今日は朝から快晴です。通用門にまでいい香りが漂ってくる藤ですが、先週は連休中に満開かとお伝えしましたが次の週末には満開を迎えそうです。

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 3年生向けの講習が始まっていますので、授業見学に先立って早朝の化学講習の様子をのぞきに行きました。今日は文系センター試験対策の講習で、50名ほどの生徒が参加していました。文系ということで、やはり女子の水色の襟カバーが目立ちました。方や理系の講習は土曜日に行っているそうですが、こちらは男子の黒い制服がびっしり並んでいるそうです。

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 2限目から授業見学に行きましたが、最初は1年生の数学Aで今日から場合の数に入るということでした。H先生は授業の最初にいつも「本日のゴール」を生徒に伝えてくれますので、生徒たちはその時間に何ができるようになれば合格なのかがはっきりわかります。ちなみに今日のゴールは「数え上げの原則」「樹形図」「和・積の法則」を理解することでした。授業の方も丁寧な板書と間断ない生徒への問いかけで理解が進無と思いました。

 今日一番印象に残ったのは「数え上げの法則」で出てきた「もれなく、重複なく」です。私が効率よく短時間に正確な仕事を進めるために普段から強く意識しているのがロジカルシンキングの基本である「MECE」。「ミーシー」とか「ミッシー」と発音されますが、「Mutually Exclusive,Collectively Exhaustive」の頭文字をとったもので、日本語で分りやすく言うと「漏れなくダブりなく」(英語科の先生方、間違っていたらこっそり教えてくださいね)です。これって勉強に部活動に頑張る泉陽生にとっても大切な姿勢ではないでしょうか。やるべきことがたくさんある人もそうでない人も1日は24時間しかありません。貴重な時間を効率よく使うためにも「漏れなくダブりなく」を心掛けてくださいね。

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 4限目は2年生理系の数学です。先週見学した授業同様、対数関数を含む不等式を学習していましたが、今日は応用問題にチャレンジしていました。Y先生の授業でいつも感心させられるのは、机間巡視の際のチェックのきめの細やかさです。生徒が解いている状況や中身を確認し、陥りがちな間違いを見つければすぐに説明して全体化されます。なぜ間違うのか、どうすれば正解にたどり着けるのか、満点をもらうために注意すべき点はどこかなど細部にわたって丁寧に説明されます。私のように数学が苦手な人もY先生に習えば数学好きになれそうです。もしかして高校生の時代にY先生に習っていたら理系に進めたかもしれませんね。(笑)

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 5限目は3年生の数学Ⅲです。理系の男子ばかりたった10人でU先生の教えを乞うという贅沢この上ない授業です。まずは前時の復習で5分間の小テストから答え合わせ。泉陽生の皆さん、学習したことは後回しにせずにきちんとその日のうちに消化して自分のものにしてくださいね。積もれば取り返すのは絶対に不可能ですから。で、今日の本題は関数の極限・極小を求める問題です。いつもながら板書は見やすいですし説明は懇切丁寧ですので大変わかりやすかったです。授業後に二人の生徒が先生にしっかり質問していました。疑問を後回しにしないって非常にいいことですね。

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 6限目は2年生の数学Ⅱです。1年生の時に習った三角比に続き、2年生では「三角関数」を習いますが、今日はその導入で、一般角はじめ弧度法などについて学んでいました。「ラジアン」なんて聞いたの何十年ぶりでしょうか?今日一番印象に残ったのはπラジアンが180度であることの説明です。私が高校の自分は「覚えとけ」で終わりでしたが、今日は先生が順を追って説明してくださいました。「1ラジアンの時の弧の長さが1」→「2ラジアンでは2」→「円周全体の弧の長さは2π」→「では角度は?」→「360度」→「では1πラジアンは何度?」→「180度」。理屈も分からず覚えるのと違い、二度と忘れないと思いました。

 2年生の皆さん、「理由もわからずに押しつけられたものをおとなしく受け取って、 理由もわからずに生きていくのが我々生き物のさだめだ」・・・そんな李徴(「山月記」の主人公。多分2年生で習うと思います)みたいな生き方ではなくて、自分の頭でしっかり考えて人生を進んでくださいね。

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 7限目はホームルームの時間ですが、3年生は体育館に集まって進路関係の説明を聞きました。進路指導部長の先生が冒頭で「来年の今頃はどこにいたいか」とおっしゃっていましたが、1年後には70期生は泉陽を離れた違う場所で頑張っているのですね。できることなら本人たちが一番望む場所にいてほしいです。そのためにこれからの10数か月ほど(すでにセンター試験までは10か月切りました。つい先日69期生がセンター試験受けたと思ったのに、すでにそこから3か月が過ぎてしまいました。恐ろしい速さで時間が過ぎていきますね...汗)、我々も保護者の皆さまも含めてみんなで一緒に頑張りましょう。

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