今日は４限目に初任の先生の研究授業を行いました。教科は国語で１年生の現代文です。「グローバリズムのかたち」というテーマで、『「かわいい」現象』という評論文を読んでいました。内容は世界各地で好まれる日本製の「かわいい」もの（キティーちゃんなどのキャラクターグッズやアニメ、俳優さんなど）に関する考察です。何でもクリティカルに読んでしまう私には「？」と思う部分もありましたが、生徒たちは先生の説明を聞きながら熱心に読解に取り組んでいました。１年生の皆さん、活字になったものだからと言って内容をすべて鵜呑みにしてはダメですよ。「どういうことやろ？」「ほんまか？」と、一度自分のフィルターで濾してみてください。常に考える習慣を身に付ける。これ以外に思考力を高める方法はありませんから。
今日の７限目は１年生のビブリオバトルを見学に行きました。これまでに２週にわたって班の代表、クラスの代表を決めてきましたが、今日はいよいよ最終回で学年１位を競います。
それにしてもさすがクラスで選ばれた生徒たちです。自分の薦める本のエッセンスをしっかり理解・吸収できているのはもちろんのこと、発表された内容が非常に分りやすく共感が持てましたので、どの本も読んでみたくなりました。何よりもこんなに大勢の前なのに物怖じすることなく堂々と話せていることに感心しました。
学年全員による投票の結果、優勝は９組の後藤君、準優勝は５組の森下さん、第３位は１組の野畑くんになりましたが、３人以外の生徒の発表も本当に素晴らしかったです。
今回のように学年全員によるビブリオバトルを行ったのは泉陽で初めてです。７２期生が泉陽高校の歴史にまた新たな１ページを記してくれました。来年以降ももちろん続いていきますが７２期生の皆さん、もしも自分が親になって子供が泉陽高校に入学してビブリオバトルが行われていたら自慢してくださいね。（笑）
上の写真がこのビブリオバトルを企画運営してくれた図書委員の生徒たちです。そして下の二人が今日の冊子の表紙と裏表紙を描いてくれました。今回の取り組みの企画・立案・運営に携わってくれた皆さん、本当に素晴らしいものを作ってくれてありがとう！
