苦しくないけど神頼み第6弾に行きました!

 今日は考査前で部活動がありませんので何の予定もありません。こんな週末は本当に久しぶりです。いつもなら海へ部活動に行くのですが、予報では風が全く吹かないとのことです。それならばということで、これまた超久しぶりにツーリングに行くことにしました。

 どうせなら気持ちよく走れる琵琶湖、さらに欲張って神頼みもしようと考えて、目的地を白鬚神社にしました。泉陽高校のいくつかの部活動はこの近くで夏合宿を行っていますし、ここにはわが校が誇る大先輩、与謝野晶子さんが鉄幹氏と詠んだ和歌の石碑があります。

 神社前の湖面に鳥居が立っています。自分の部活動で何度かこの先にある近江白浜に行ったことがあるのですが、この鳥居がずっと気になっていました。多分、船で参拝する人のために建てられたのでしょうね。厳島神社の湖版といったところでしょうか?

 合格祈願は鉛筆しかなかったので学業成就のお守りを授けていただきました。いつものように泉陽受験生の進路希望が叶うことに加え、今回は月曜から始まる12月考査でみんながいい成績を取ってくれることも合わせてお願いしました。(神様に欲張りすぎだと叱られそうですが...笑)

 晶子さんと鉄幹氏の歌を刻んだ石碑です。大正時代のものだそうですが、ずいぶん年季が入っていて何と書かれているか非常に分かりずらかったです。歌の部分だけを拡大したのが下の画像ですが、これでも分かりづらいですね...(笑)

 「しらひげの 神のみまへに わくいづみ これをむすべば ひとの清まる」

 上の句を寛(鉄幹氏の本名)さんが、下の句を晶子さんが詠まれたそうです。白鬚神社のHPによると、大正初年に参拝されたお二人が、社前に湧き出る水の清らかさを詠んだものだそうです。この歌碑の揮毫も鉄幹氏の手によるものだそうで、全国にある与謝野さんの歌碑の中で最も古い頃のものだとか。

 本殿の上には紫式部の歌碑もありました。こちらは昭和63年に建てられたそうで、ずいぶんと読みやすかったです。歌は「みおの海に 網引く民の てまもなく 立ちゐにつけて 都恋しも」というもので、紫式部が越前国司として赴任する父藤原為時に従ってここを通った時に詠んだものだそうです。

 自宅に帰ってから松尾芭蕉の句碑もあることを知りました。知っていれば絶対に見に行ったのですが残念です。「何事にも先達はあらまほしきことなり」ですね。