今日は数学と日本史、世界史の授業を見学しました!

 今日も3つの授業を見学しました。まずは2限目に1年生の数学です。1年生は数学Ⅰを終わって今は数学Ⅱに入っておりますが、今日の内容は三角関数の最大・最少でした。最初に復習プリントで前時の確認をしてから今回の単元のポイントを板書で明示。その後、先生が解説しながら例題を解き、終わってから再度生徒がペアで教え合って理解度を確認。さらに練習問題にチャレンジして独力で解けるか確認するという念の入りようですので、これはできるようになりますね。最後に加法定理を語呂合わせで覚える方法について説明がありました。先生が私に「校長先生は『コスモス』派ですか?『小林幸子』派ですか?」と聞いてくれたのですがごめんなさい。小林幸子さんが売れたのは私が高校を卒業するころでした...(笑)。冗談はさておき1年生の皆さん、加法定理を証明できるようにしてくださいね。できなくても公式は完璧に覚えるようにしましょう。

  3限目は2年生の日本史です。今日は戦国時代の武将について勉強していました。初めに前時の復習で北条早雲や武田信玄、上杉謙信について確認していました。普段歴史小説ばかり読んでいる私にとってはツッコミどころ満載の授業でしたので静かにしているのが本当に辛かったです(笑)。それにしてもイマドキの高校生諸君は「敵に塩を送る」なんて言葉は知らないのですね。こういう知識は絶対にどこかで役に立つ、というか必要になってくると思うので、読書するなどしてしっかりと取り込んでおいてくださいね。ちなみに今日の授業で出てきた武将に関してですが、北条早雲なら『箱根の坂』(司馬遼太郎)、武田信玄は『風林火山』(新田次郎)、上杉謙信は『天と地と』(海音寺潮五郎)あたりがおススメでしょうか?メインで学習した織田信長は『下天は夢か』(津本陽)でしょうか。『国取り物語』(司馬遼太郎)なら斉藤道三も一緒に楽しむことができますが。

 4限目は1年生の世界史を見学しました。内容は第二次世界大戦についてです。この授業でも最初にペアで前の時間に習った内容を確認していました。確認する前に「よろしくお願いします」、終わった後に「ありがとうございました」と、きちんと礼儀を尽くしているところが素晴らしいですね。今日の本題は開戦初期の経過についてドイツの動きを中心に確認していました。今私は学校の行帰りに『坂の上の雲』(司馬遼太郎)を読んでいますが、そこには日露戦争当時の日本の悲惨な状況が描かれています。この日露戦争では日本人だけで9万人近い人が亡くなり15万人以上の人が負傷しました。これだけの人的被害を出しながら日本は太平洋戦争への道を進みました。今日学んでいた第2次世界大戦ですが、第1次世界大戦で1千万人近い人が亡くなり、戦傷者2千万人行方不明者750万人以上という人的被害を出したにもかかわらず起き、さらに世界で3千万人以上の人が亡くなりました。「歴史は繰り返す」といいますが、歴史の中から得た教訓を活かすことができなければ学ぶ意味がありません。泉陽生の皆さん、授業で学ぶ事柄は遠い世界のお話ではありません。活かせるも活かせないも自分次第です。同じ勉強するなら「活かせる人」になってくださいね。