6月10日(火) 各実習室・教室等にて
共生推進教室生の授業参観を行いました。共生推進教室の生徒は、本校で週1回学ぶ機会があります。本日は、その週1回の「職業に関する専門教科」の学習を行う日です。保護者の方々には「どのような学習をしているのだろう・・・」と、気になってらっしゃる方も多いかと思います。
そこで本日は参観日として、学びの様子を実際に見ていただく機会を設けさせていただきました。あいにくの雨模様で、お越しいただけなかった方もいらっしゃると思いますので、ここでは、本日の学びの様子をお伝えさせていただきたいと思います。
1年生は、午前中、清掃の学習を行いました。清掃準備室から4階廊下に清掃道具を運び、T字ぼうきやモップで廊下を清掃する手順を学びました。清掃時の決まった方法や手順を、決まっている通りに行うことが、この授業の一つの目標です。生徒たちは、教えられたとおりに一生懸命に取り組んでいました。
また午後には、販売実習室で、喫茶販売の接客方法等について学びました。注文があったことを想定し、コーヒーカップやソーサー、グラス、スティックシュガーやミルク、ガムシロップなどの準備物を、飲み物のメニューに応じて選択する学習や、来店があったときのお客様の誘導から注文の取り方などを、はじめはグループ全体で確認し、次に個別で演習しながら学びました。具体物を使った学びがわかりやすかったようで、生徒たちは準備物を用意できるようになりつつあるようでした。
2・3年生は午前中に、清掃と喫茶販売の学習を行いました。さすが2・3年生、少しずつ学びが定着してきています。
午後には、3年生は求人票を使って、記載されている各事項の確認や、職を探すときのポイントを学びました。まさにこの時期に必要な学習内容です。これから卒業後に向けた取り組みが多くなってきます。多くを学んでほしいですが、定期テストや行事等もあり本校で学ぶ回数も、限りがあります。一日一日の学びを大切にしてほしいと思う今日この頃です。
2年生は、コピー用紙などの事務物品を倉庫に補充する学習を行いました。実際に教員が使うものですので「ありがとう!」と声をかけると、とてもうれしそうにしていました。「役に立っている感」を感じることのできる授業でした。将来就職したときに、お給料を得ることはもちろん大切ですが「人の役に立っている」ことを感じながら働くことは、とても重要なことです。この一端を垣間見る授業でした。
共生推進教室生の保護者の皆さま、本日はお忙しい中参観、そして懇談にご参加いただき、ありがとうございました。参観された感想などございましたら、お寄せください。よろしくお願いいたします。