生物科の南川です。
ついに、生物研修旅行がやってきました!
いってきます!
バスで移動すること約2時間・・・
京都大学瀬戸臨海実験所に到着です。
速やかに荷物を移動して、早速実習開始!
まずは、実験所の隣にある番所山の植生について、中野真里先生からご講義いただきます。
12月末とは思えない陽気の中、植物や菌類などの生態だけでなく、
実験所周辺の地質や歴史についてもお話しいただけました。
植生観察のあとは、急いで昼食を終え、海岸生物の観察です。
講師は、この観察実習のほか、ウニの実習、カサガイの実習をご担当いただく、
京都大学の中野智之先生です。
実験室北側の磯で、生物の観察と採集を行いました。
夏ほどではなくとも、たくさんの生物が生息しています。
最初はわからなくても、「これが生き物だ」と実物を認識すると、
あれもこれもと、どんどん見つかるようになります。
カサガイなど、明日の実習で使う貝を確保して、実験室へ。
いよいよ、本実習のメインイベント、ウニの発生の開始です。
あらかじめ採取していただいたバフンウニにアセチルコリンを注射し、産卵・放精させます。
ウニの観察が一段落したら、今度は水族館見学です。
2グループに分かれて、中野先生と、明日の解剖実習でフナムシをご担当いただく下村先生に生物の解説をしていただきながら、水族館を回ります。
白浜水族館の展示は、目を楽しませる以上に、学術的な分類に基づいて配置されています。
どのような系統の生物が、どのような特徴をもっているのか、丁寧に解説していただきました。
その後、TAをしてくださっている福地さんより、深海生物の生態について講義をしていただきました。
夕食を挟んで、研究者の先生方と交流会を開きました。
さらに、夜の水族館で夜行性の水生生物たちが活発に動く様子や、
発光器を持つ魚の発光などを観察しました。
最後にもう一度、ウニの発生を確認して・・・ (胞胚期まで進行していました)
以上で本日の実習は終了です。
皆さん、お疲れ様でした! 明日も頑張りましょう。