答えは次回のブログにと綴りながら、書き込むのに時間がかかり申し訳ありませんでした。
A. Yoshi speaks English very well. Aの文のsは三人称、単数、現在 三単現のS
B. Masa has three flowers in his room. Bの文のsは複数形のS
Aの文はよしは「英語をとてもうまく話しています。」という意味を表しているのではないですね。そうならば Yoshi is speaking English very well.という現在進行形の文になりますね。そうではなく現在形という時制には「繰り返し行われること」を表す力があります。
例えば、The sun rises in the east.「太陽は東から昇る」。ずっと昔から、繰り返し、繰り返し起こることを現在形で表しているんですね。(太陽が気分に応じて、日ごと、東西南北あらゆるところから出てきたらえらいことになりますね。)
つまり動詞、名詞にくっつくSは「一つじゃない、一回じゃない、複数個(回)ある」という共通点を持っていると考えられます。言葉や、文字にはそれぞれの持つ何かしらのエネルギーがあり、メッセージを発している。そう思うとわくわくしませんか。覚えられない単語も覚えられそうな気がしませんか?
脳は役割分担していて、長期記憶は右脳が担っているようです。そしてその長期記憶に入るときには感情が揺れ動くこと(喜び、悲しみ、驚き)が必要だそうです。単語帳で、必死に覚えた単語は左脳に入るのです。時間をかけて、叩き込むのですが、それは短期記憶として左脳に入るのです。その時に心が動けば、その瞬間に右へ移動するのですね。
30年近く英語教師として、生徒の皆さんが未知なるものに触れ、その本質が分かったときに訪れる静寂、固まる空気、そしてそれが割れる瞬間、ため息とともに面白さを共有するためのざわめき、あちこちで交わされる「あ~そうかっ」、その言葉に囲まれる瞬間が好きで、英語と戯れていました。
複数回起こることにくっつけられるS。単数形の主語で例外になるのがIとYou。自分自身「わたし」と、目の前にいる「あなた」だけがSを付けることを免除されているって考えられると英語の世界観が見えるような気がしますね。
どうか、今日も「自分自身」を、そして目の前にいる「あなた」を愛しんで、慈しんでください。マスクをつけて、密を避けて、目標をこまめに設定変更して、目の前の時間を大切にしてください。