期末試験最終日

「サムとサイモン6時間もずっとテニスやってるでようやるわ。」

A. Sam and Simon have played tennis for six hours.

B. Sam and Simon have been playing tennis for six hours.

この日本語のメッセージにはある意味、「6時間もできるってすごいな」(感嘆)あるいは「飽きもせずによくやるわ(忙しいのに)」(嘆息)目の前で繰り広げられていることに「まざまざ感、生き生き感」があるように感じられますか? Bのほうがより日本語のニュアンスに近いと考えられます。

「~ing」の持つエネルギー   「~している」(まざまざ感、生き生き感)

「映像として動作が見える(あるいは心の中に浮かび上がってくる)」

ここで問題です!

Sam and Simon enjoyed (to play, playing) tennis.

Sam and Simon finished (to play, playing) tennis.

Sam and Simon stopped (to play, playing) tennis.

どの文も「テニスをやっている」という動作があって初めて、「楽しむ、終える、止める」動作と繋がるのが分かりますね。これを時間軸で説明すると「過去から現在を表す動名詞」という説明もうなずけるかもしれません。                       答えはすべてplayingですね。

時間軸で説明するときに困るのがavoid「~することを避ける」です。

Sam tried to avoid playing tennis with Simon.

「~すること」は未来のことではないのかと思います。時間軸で説明すると困るところです。

そこで「映像として動作が見える(あるいは心の中に浮かび上がってくる)」~ing、過去の経験したときの映像「~ing」が心の中に浮かび)そのことを避ける

と考えるとavoid~ingの形をとることが理解できるでしょうか。

(Samは6時間テニスがしたくなかったのかもしれません...。)

映像として浮かぶものも~ingだと考えると次の問題も納得がいきますか?

Simon is looking forward to (play, playing) tennis with Sam next Sunday.

Simonは心の中でSamとテニスをしている映像を生き生きと描いているのですね。

答えは playing ですね。

駆け足で、進行形、現在完了、現在完了進行形、動名詞についてざっと説明してみました。たくさんの例外や行き届かない説明があったと思いますが、何かの刺激になれば幸いです。

試験最終日、みなさんの全力が発揮されますように! Good on you!