今、できること。

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  JICAの青年海外協力隊としてアフリカ・ケニアに赴任された喜多宮子様、石田みどり様を講師としてお招きし、お話を伺いました。石田さんは、日本での保護観察官のような立場で犯罪者の更生に携わり、喜多さんは地域の声に応える中で、最終的には地図を作製し、地元の方に大変喜ばれたという話をしてくださいました。 

  

           地域の方々との触れ合い→ 

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←雨水を保存する容器

  

   

  

   海外で暮らすことによって、自分の価値観をいったん忘れること、つまり、自分の知っている世界・経験だけが良い、あるいは普通だという感覚がなくなった。ものにこだわるのではなくあるものでどうにかしよう、何とかなると思えるようになった。つまり状況をありのままに受け入れ、対応できる力がついたということを話され、一方で、地域の人の要望に応える技術がないことに苦しみ、それでも人々に寄り添いながら、改善したい状況で知識を生かし、アイデアを出し、それを形にする技術を身に着けていくという過程の中で学べたものも大きかったと付け加えられました。             

   高校生に対するメッセージとして、英語を話せるようになるためには、授業中に先生の話すことをしっかり聞いて漏らさず身に着けようとすることが大切だと力を込めておられました。ここっていうときに引っ張り出せる材料は高校の授業の中にたくさんあるので目の前の時間を大切にしてほしい、また、高校、大学時代に思うように話せないという絶望があったからこそ、青年海外協力隊に応募し、頑張れたとお伝え頂きました。

  お二人にとっては過去となる、聴衆の皆さんにとっての現在を知識、技術を身に着ける大切な時間だというメッセージを受け止め、この瞬間を、今を、今日を、明日につなげていけるようしっかりと取り組んでいきましょう。

喜多様、石田様、貴重な時間をありがとうございました。